初出:2016/04/12 Vol.167 やっかいさんの特徴
先生、嘘つきはなんとかの始まりと言いますが・・・
世の中、息をするように嘘を付く輩はいるんだよね。付き合うだけ時間の無駄!
ところで先生、今日の白衣、なんか赤いところがありませんか?
オシャレだろう?ちょっと時間泥棒の頭に花を咲かせただけなのだが・・・
※フィクションです。フィクションっつったらフィクションなの!
パーソナリティ障害と嘘つきと嘘の種類
世間一般にいる、かかわると面倒な人、一見魅力的だけど友人知人になると破滅的な被害をもたらす人、そうした人々をパーソナリティ障害といいます。
第一回では、パーソナリティ障害について簡単に説明しました。
連載第二回である今回は、そうした人の精神的特徴について触れておきます。
こうした特徴を拾っていくことで「こいつヤバい」と先んじて判断できれば良いわけです。
まずは、人格障害に多く見られるのが「嘘つき」であるということ。
そして大事なのが嘘の方向性。他人をいたわる嘘と、虚栄的な・・・つまり見栄っ張りの嘘、その場をなごませるだけの嘘、嘘にも多くの種類があります。
哀れな虚栄心モンスター
まず第一に嘘つきは肩書きが大好きです。
元々が努力する能力も才能も無いので、人生自体を嘘で塗り固めて現実を直視することを拒否っています。そのため、自分自体も嘘つきである自覚さえ無くなっている人が多く居ます。
そうした人は、〜〜という資格があるとか、〜〜語が堪能ですとか、どこどこに所属しているとか、さらには嘘の職歴、経歴、学歴を平然と書いて、ウェブにも堂々と乗せている人がいます。
どこぞの経済ジャーナリストもそんな感じでしたが、特にそうしたものを自慢している人を見つけたら、とにかくググってみることです。
所詮はメッキなので、嘘はすぐに見破ることができます。
資格はだいたい、その本部に問い合わせれば、資格の有無は分かりますし、多言語ができると言いつつ中学レベルの文法もできないなんてエセ文化人はわんさといます。
ただし、大事なのは、嘘を暴いてもつきつけても不毛ということです。
当人は嘘をつくことで人生を生きてきたような人種なので、問いただしてもその場ではわからないような嘘をついて、のらりくらりと逃げてしまいます。
まぁそういう手合いは、本人が人を騙して金を奪うというより、ちやほやされたいだけなので、そういう馬鹿にひっかかる方も悪いのです。
付き合う人というのは笑顔で接して、裏でしっかりググって調べるという最低限の相手の裏取りをして、即バイバイ、関係を持たないというのが得策です。
うまい話の裏と詐欺師
やっかいな嘘つきは、人から何かを得るためにつく嘘の類いです。いわゆる詐欺とかはまさにこのタイプの嘘で、嘘の中でもとびきりに悪質です。とにかく根本から相手に害をなすことを目的とした嘘なので、うまい話をもちかけてくる人には特に注意が必要です。
人生は、いきなりラッキーが転がり込んでくるなんてことはまずありません。
転がり込んできたラッキーはだいたい、爆弾入りのくす玉ですから、浮かれてさらに足下が留守にならないように、気を引き締めなければいけません。特にそうした悪質な嘘つきに多い特徴「人をレッテルで見る」「人を上下で見る」について、また次回適当にできればと思います。
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