初出：2014/05/27 Vol.69 暮らしの中のオカルト療法
ＳＴＡＰ細胞が叩かれて久しいが、別にあんなインチキおばちゃんの枕営業成果のフルボッコなんかどうでもいいのです。
何故どうでもいいのかというと、我々の暮らしには少なくとも関係ないからです。
生命科学を生業としている人や、早稲田大学関係者は、「てめえ耳聞こえてるじゃねえかゴルア！」とバールで動かなくなるまで殴る権利があると思いますが、それ以外の人は関係ないわけです。
そんなことより、ＥＭ菌やコンドロイチンを何故フルボッコにしないのでしょう？
実害があるオカルト科学は本当に大迷惑
言うまでも無く、ＥＭ菌は、琉球大学のいかれた名誉教授が提唱するオカルト科学です。本人すらその正当性を再現不可能で証明もできないという驚異のテクノロジーなのですが、名誉教授という肩書きに騙されて、本当に実在する科学と勘違いしてしまう人が多く居ます。
そして、イカれた親の無教養のせいで腐った米とぎ汁をぶっかけられる哀れな子供やアトピーを悪化させられる被害者が存在します。これはＳＴＡＰ細胞なんかより遙かに悪質で解決しなければいけない問題です。
コンドロイチンの話も以前、ビジネスジャーナルの連載に書いたとおり、半ばオカルトと断じても差し障りない滅茶苦茶なものです。そもそもあんなものより簡単なストレッチや運動療法のほうが遙かに効果があるのに、このサプリだけ飲めばＯＫ的な空気を押し通させ、それを是とする国は本当に無能の塊としか言いようがありません。
そもそも国は美味しんぼを叩いてる暇があったら、東電の重役の一人でも責任とらせて路頭に迷わせろって感じですが（笑）。美味しんぼがイカれてるのは連載開始からの話で今になって話題にするまでもないんじゃないかと思うわけで、そこに国が出張って「風評被害は叩き潰す」とか憲法の「表現の自由」を堂々と踏みつぶすのはどうなの？ って思うこと山の如し。消費税率と共に公務員の給料８％上がってるし、どういうことなの？ ほんと誰か教えて下さい どういうことなの？
