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実は臭いと思われてる?自分の体臭に気づけないのは何故なのか

美容と健康
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初出:2015/01/27 Vol.104 生活と体臭 その1

体臭。近年、薔薇の香りとかなんとかいって、ゲラニオール(バラの香りの安い成分)入りのカプセルを高額で売りつける、クソみたいなCMが自臭症(自分の体臭口臭を必要以上に気にする病)を増やしそうな感じで流れていますが、それはともあれ、まったく気にしなさすぎるのも問題です。

自分の臭いには慣れてしまうもの

臭いというのは不思議なモノで、大半の人は同じ臭いを10分も嗅いでいると麻痺して次第に感じなくなってきます。故にガス漏れが起きても、就寝中で最初に気が付かなければそのまま漏れ放題で死ぬなんてことは起こりえるわけです。
ガスの臭いでさえそうなので体臭というのは自分では殆ど分からず、体臭であればシャツを胸元を鼻までかぶってする臭いでさえおおまかなレベルでしか分かりません。

しかも「くさい」かどうかは、本人には大半の場合分かりません。その時点で、タバコの臭いや、生ゴミのような臭い、その他腐ったリンゴのような匂いなんてものがしていたら、他人にはかなり体臭のキツい(しかも良い香りとは言えない)人だと思われる可能性大です。

人に面と向かって、おお、今日も体臭くっさいですね! とか、口くさいからガムを買ってあげよう とか言うひとは滅多にいませんからわからないわけです。口臭に関しては過去のメルマガ48ー50で紹介したので、今回は体臭にフォーカスをあてて話を進めていきます。

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体臭の原因と症状別の匂い

体臭は、頭皮や胸元などの皮脂の分泌量が多い場所から強く臭ってきます。
特に加齢臭の原因はかなり研究されており、2ーノネナールが原因物質としてよく紹介されていますね。

この2ーノネナールが生み出される材料の1つとして9ーヘキサデセン酸というものがあります。9ーヘキサデセン酸はどこからくるかというと皮脂です。
皮脂の主成分はグリセリン脂肪酸エステルであり、グリセリン脂肪酸エステルには何十という種類があって、それらの臭いや分解物の臭いから「体臭」というものが指紋のように個々に形成されています。だから、イヌなどの動物は「嗅ぎ分け」ることができるわけですね。
さらに、そこに栄養不良や、睡眠不足、喫煙、飲酒、病気、麻薬、諸々の不健康要素があると、それぞれの症状別の匂いが分泌されます。

例えば、貧血気味の女子学生などは、横を通っただけでアンモニアっぽい匂いがする(頭皮からもする)ので、すぐに分かります。またビタミン不足や運動不足だと、生ゴミのような香りがうっすらしてきます。
自分はあまり鼻が良くない方ですが、それでも気をつけていれば分かる程度なので、鼻の良い人は生理中かどうか(経血の匂いではなく)さらには排卵日さえ分かる人もいるそうです。

次回は、そうした体臭対策をどうしていけばいいのかに話を進めていこうかと思います。

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