初出:2017/10/31 Vol.248 バターミルクコーヒー 後編
ドリップコーヒーを使ったダイエットコーヒーの本格レシピを紹介していく!
効果そのものは手抜きの方でも変わらんけど、インスタントじゃないコーヒーならこう、という奴ですね、先生。
まあ好みというものがあるしね。コーヒーの苦みが苦手な人もいるし。
私は昔からブラックで飲む方ですが、カフェオレはそれはそれで好きです。
・・・だからそんな真っ黒なのか。
まったく無関係です!
くられレシピのダイエットコーヒー
前回は、ダイエットコーヒーの原典のレシピと、ちょっとしたアレンジに触れました。
ダイエットコーヒーはメルマガで紹介して以来、なかなかの反響があり、バター工房とコラボした商品がふるさと納税の返礼品としてリリースされたり、科学動画で紹介したりと、色々な事がありました。
そういうあれこれを経て研鑽した結果、特殊な材料はMCTオイルくらいで、後は身近なものだけでパパッと作れるレシピなんかを公開している訳ですが、それはそれとして、インスタントではなくちゃんとドリップのコーヒーを使ったレシピを、今回はご紹介しましょう。
今ある「くられレシピ」のダイエットコーヒーの、大元になるレシピでもあります。
ダイエットコーヒーの材料にプラスアルファ
そもそも原典のダイエットコーヒーでは、バターをいかに溶かし込んでミセル化するのが大事と言いつつ、手法としてはミキサーでブイーンするだけです。しっかり乳化させた方がいいなら、乳化剤を加えれば良い。
乳化剤、といってもそうご大層なモンじゃありません。ぶっちゃけて言うと生クリームです。
というわけで、早速レシピをご紹介しましょう。
材料(1杯分)
ドリップコーヒー(深煎り) 1杯分
牛乳 100ml
生クリーム(乳脂肪) 10〜30ml
グラスフェッドバター 2〜3g
砂糖 3〜4g
MCTオイル 20〜30ml(大さじ1〜2程度)
作り方
作り方を見ていきましょう。
STEP1 カクテルミルクを作る
まず、耐熱容器やカップなどに生クリーム、グラスフェッドバター、砂糖、MCTオイルを入れ、電子レンジで加熱します。加熱しすぎると沸騰してしまうので、加減しましょう。70度以上になれば良いので手頃なところで取り出し、泡立て器やミルクホイッパーでよく混ぜます。
STEP2 コーヒーと混ぜ合わせる
ドリップコーヒーを作り、カップに100mlほど取り分けます。STEP1で作ったカクテルミルクを加えて、軽くかき混ぜてやれば完成です。コーヒーの苦みが気になる場合、ここでお好みで牛乳を入れてやると良いでしょう。
これで完成ですが、ここに難消化性デキストリンを大さじ1〜2ほど加えてやるとなお良いです。
ここで、こだわりたい人や牛乳が苦手だという人は、砂糖を甜菜糖やココナッツシュガーにしたり、牛乳を豆乳に変更してもOK。豆乳で作る場合は、生クリームを植物性のものにしたり、コーヒーフレッシュを使っても良いかと思います。
ダイエットコーヒーを飲んでも食べ過ぎたら意味がない
このダイエットコーヒー、レプチンの働きについて触れた時にも解説しましたが、中鎖脂肪酸の多い油(MCTオイル)をドカっと取ると、確かに満腹中枢がハックされるようで、空腹感がサクっと消えます。
ただ、この状態を作り出すのには、やはり最小限の糖類が必要なようで、いわゆるエンジンのスターター的なところですね。
また、ダイエットコーヒーの効果は3〜5時間くらい続くのですが、効果が切れた途端、カクンと腹が減ります。そりゃまあ、満腹だと誤認させて腹が減ってるのを誤魔化してる訳なので、そりゃそうだよな、という話なんですが、このタイミングでドカ食いしてしまっては元の木阿弥です。
その場合、再度飲むか、軽い食事・・・バナナやナッツ類などの間食を取るといいと思います。
また、コーヒーを使っている以上、カフェインで眠気が阻害されるため、夕方、夜には使いづらい側面があります。
これについては、コーヒーと砂糖の代わりにカルピスを使うと良い、というのは、手抜きレシピの方で紹介した通りです。
関連記事・動画
前回はこちら
最新の「バター抜き」レシピはこちら
科学動画・ダイエットコーヒー回
以前のダイエットコーヒーレシピ。動画で紹介したのはこんな感じです。
ダイエット効果のキモ、レプチンの働き
難消化性デキストリンの働きについてはこちら
「ダイエット」記事一覧
宣伝
大好評につき早くも第4刷!「アリエナイ理科ノ大事典2」、発売中です。