初出:2019/06/25 Vol.334 おうちでお手軽!個人的おすすめカクテル:ウォッカ編
今回はウォッカの話をお送りします。某声優さんの好物ですね。あんまりパカパカとストレートで飲むもんじゃないと思いますが・・・
そもそもそんな度数の強い酒をオススメするのはどうなの?(笑)
いやいや、クセが少ない分、普通にジュース割りにして飲んでも良くてですね。度数の調整もできますし。
そんなものかね。まあ自分は、アルコールは科学実験の溶媒くらいにしか使わないけど。
IPAは洗浄スプレーに使うのも便利だぞ! まあ飲みたいならこれでも飲んでおけ(ドン!)
そのー、「工業用」って書かれてるんですが・・・いや私、お酒は好きですがこれはちょっと・・・
まあ遠慮するな! 誤差の範囲だ! 好きなだけ飲め!
普通のお酒を飲ませてくださいよ〜〜
※もちろんジョークです。工業用や試薬のアルコールは間違っても飲まないようにしましょう。
おうちカクテル・ウォッカ編
どうも。Jokerです。家で飲むのに手頃なカクテルの話、第十六回をお送りします。今回のテーマは「ウォッカ」です。ウォッカは癖がなくカクテルベースとして使いやすいので、カクテルも非常に数多くあります。
それこそただの果汁割り、ジュース割りが「カクテル」になるので、今回は家で作りやすいシンプルなものを独断と偏見に従ってご紹介しましょう。
ウォッカとは何か
ウォッカというとロシアを想像される人も多いかと思いますが、ウォッカ自体は東欧だけでなく、北欧や中欧でも作られています。実際、あの有名な世界最強のアルコール度数を誇るウォッカ、スピリタスはポーランド産です。
雑な言い方をすると、ユーラシア大陸の上の方をイメージしていただければOK。麦類やジャガイモが原材料で、蒸留した後、白樺の炭でろ過して作るのがウォッカです。
このため、余計な癖がなく、日本の甲類焼酎で作るチューハイがごとく、割り材の個性をそのまま活かしたカクテルが作れるので、カクテルベースに使われやすい訳ですね。
実際、市販の缶チューハイには、ベースとしてウォッカが使われているものもあります。成分表示を見てみると結構面白いですよ。
さて、前置きはこの辺にして、ウォッカベースのカクテルの話をしましょう。
ウォッカのジュース割り
最初に触れた通り、ぶっちゃけ適当にジュースで割るだけでも名前の付いたカクテルになるのがウォッカです(笑)。
レシピも雑な事が多く、ウォッカ30ml-45ml程度をベースに、割り材のジュースを好きなだけ、という、もうそれただ適当にジュース入れるだけだよな、あとライムとかレモンとか絞り入れるくらいだよな、という感じ。
いいじゃないですか、この雑さ。家でやるならこういうのでいいんだよ、こういうので。
・・・いや、ゴローちゃんは下戸ですが。中の人はともかく。
まあ、そんなカクテルであっても、ちゃんとしたお店でしっかり作ってもらうと、家や居酒屋で出てくるものとはまったく別物になる訳ですが・・・そういったカクテルはお店でどうぞ。
ともあれ、レシピはそんな感じなので、今回はカクテルの名前と割り材をばーっと並べていくスタイルにして、派生があるならそこにも触れる、みたいな形にしようと思います。
なお、果汁系のジュースは、基本は100%のものというのが前提です。まあ別に、なっちゃんとかで作ってもそれはそれで美味しいけど。
スクリュードライバー
オレンジジュース割りです。レディーキラーとして有名で、名前の由来は作業場で作った即席カクテルで、マドラー代わりにドライバーを使ったから、なんて言われています。
定番中の定番の「スクリュードライバー」ですが、それだけに無難なカクテルです。ウォッカの量を加減すればあまりアルコール感もなくなるので、飲み慣れないけどお酒を飲んでみたい人には向いてます・・・が、それだけに進んでしまうこともあるので、ご注意ください。
ビッグアップル
こちらはリンゴジュース割りの「ビッグアップル」。ウォッカアップルとも言います。シャンパン120ml、アップルブランデー30mlで作る別レシピも存在するのでご注意。また、ベースとなるウォッカをズブロッカにすると「シャルロッカ」というカクテルになります。ズブロッカはバイソングラスが中に入っていて、桜餅みたいな香りがするのが特徴。
また、リンゴ果汁100%でありながら炭酸発泡しているアップルタイザーを使った「スパークリング・シャルロッカ」も美味しいです。
ソルティドッグ
グレープフルーツジュース割りを、グラスの縁をレモンで濡らし、塩を付けたスノースタイルにするのが「ソルティドッグ」です。連載初回で、この塩なしのバージョンを「テールレス・ドッグ(ブルドッグ)」として紹介しましたね。
グレープフルーツは生搾りを使っても美味しいです。というか個人的にはぎゅっと絞って皮の苦みまで加わったものが好き。また、グレープフルーツを使う場合は毎度触れている気がしますが、ピングレにした「ピングレ・ソルティドッグ」もアリです。
モスコミュール
ジンジャエール割りのこれまたド定番。ライムを搾り入れるのが一般的なレシピですが、ないならないでOKです。
ちなみにモスコミュールには、ジンジャエールではなくジンジャービアを使ったレシピもあります。こちらはあまり家向けのレシピではないですが、カクテルバーによってはこれを銅マグで出してくれるお店もあるので、普段と違う味わいを楽しむのもアリじゃないでしょうか。
ルシアンコーク
コーラ割りにすると「ルシアンコーク」となります。お好みでレモンやライムを搾ってもOK。ラムコークやキューバリブレのウォッカ版ですね。
なんということでしょう。ただのジュース割りのレシピを並べていただけで、結構な分量になってしまいました。当初はもっと強いカクテルなんかも紹介するつもりだったんですが、その辺は次回ということでひとつ。
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