初出:2019/07/02 Vol.335 Wacomの液タブのタッチパネルを無効化!
むきゃーーーー! タッチパネルが! 邪魔なんじゃ!
何やらイライラしているようですが、良い液タブ使ってますね先生。
Wacomの液タブは、モノはいいんだけどファンクションキーが邪魔過ぎて困る。ソフトウェア的にオフにもできん。
その機能、本当にいるのかって奴ですね。某Touch Barとかもなー。
なので、色々と無効化する方法を試してみたのだが、行き着いたのがこのテープだ!
ちょっとやそっとではどうにもならんはずですが、タッチ検出の仕組みをハックした訳ですか。
これも科学である!
Wacomの液晶タブレットの弱点
Wacomの液晶タブレット。
一新されて接続もスマートになり、画面も劇的に綺麗になって解像度もあがり、やはり最強の液晶タブレットとして君臨しています。
そんなWacomのタブレットですが、今一つな部分もあって、それがファンクションボタンがとにかく邪魔な事です。買った人の大半はオフにしているようで、実際に最新機種では別パーツになり、ついに盤面から消えました。実にめでたい!
まさかのタッチパネルでクソ機能ボタンを実装してくる困った仕様になった訳ですが!
そんな訳で今回は、Cintiq Pro 16を使って、この不要なスイッチ類をオフにできないものか、検証してみました。
タッチパネルの仕様
Cintiq Pro 16のタッチパネルは、コンパネからソフトウェア的にオフにできない、クソオブクソなゴミ仕様となっています。本当に困ったことに、うっかり触ろうものなら、わざわざコントロールパネルが開いて、めんどくさい処理がゴリゴリ始まるという難物。
その上、タッチ機能自体をオンオフするボタンもあるので、全部削除する訳にもいかない・・・という難儀な代物です。
このタッチパネル、けっこう高感度なので、上にちょっとやそっとシールを貼った程度でも防げず、かなり分厚いものを乗せないとタッチを無効化できません。そしてそんなものを乗せてしまうと邪魔な事この上ないので、本当にもうなんともなんとも・・・
愚痴っていても仕方ないので、攻略の仕方を考えました。
静電容量式を逆手に取ってタッチパネル封印
タッチパネルのタッチ検出は、静電容量の変化を計測する形になっています。なので、ここを逆手に取って、アルミテープで不要ボタンを封印してみたところ、誤タッチと判定するのか、タッチを一切受け付けない状態になりました。
こんな感じです。しかしこれだと、アルミテープがキラキラして貧乏くさいのと、テープ自体の端っこが尖っているため、うっかりすると手を切ってしまいそうなので、上からさらに黒いビニールテープで封印します。
これで本体の黒色ともよく馴染み、見た目も悪くなりにくくて、良い感じに不要ボタンを排除することができました。
めでたしめでたし。
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