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【じょかセレクション】「ロングドリンク」の定義と状況別のオススメ

生活と科学
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初出:2019/11/05 Vol.353 【カクテル連載】オススメのロングドリンク

Joker
Joker

〜〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪(カラン)

くられ
くられ

相変わらず飲んでる時はご機嫌だな。しかし、ロックを聴いてるのは珍しいね。

Joker
Joker

カクテルにあやかって聴きたくなる時もあるんですよ。スコッチで作る「ラスティ・ネイル」が今日は飲みたくなりましてね。

くられ
くられ

よくわからんが・・・しかし、なんかウイスキーのボトルがたくさんあるけど、これは一体・・・

Joker
Joker

ベースにするスコッチで味わいが変わるので、とりあえず好きなスコッチ各種で試し飲みしてみようかと。とはいえあんまり主張が強すぎるシングルモルトを使うのもなあ、というところでブレンデッドを用意してとりあえず飲んでるんですけど、とはいえ用意しちゃったからやはりカクテルのことを考えないでここはシングルモルトをまったりと楽しんでいくのが良い気がしてきた。ラフロイグやグレンリベットはハイボールにしても良いけど、アードベックなんかはやはりそのまま楽しみたいし・・・おお、これはラガヴーリンじゃないか。この独特の薬品臭さは好き嫌いがはっきり分かれますが私はこれ大好きなんですよ正露丸とか言われますけど・・・

くられ
くられ

ええい、近い近い! 酒臭いわボケェ! 酔っ払うと饒舌になるな。酒の話は記事でやってよ(笑)。

Joker
Joker

ああこれは失礼・・・というわけで今日はロングドリンクの話です。ウイスキーの話じゃなかったね・・・

オススメのロングドリンク

どうも。Jokerです。カクテル連載、第35回をお送りします。基本的にこの連載では、何かをテーマにして関連するカクテルを、というスタイルでご紹介しています。

が、先日、そういう枠を超えて、ロングドリンクとかショートドリンクという大きなくくりでのオススメが知りたい、というご意見が目に入りまして、じゃあ、たまにはそういう感じも良いかと思ったので、今回は「ロングドリンク」の個人的オススメをご紹介しようかと思います。

カクテルにも色々と種別があって、その辺の話を細かくし出すと大変に長くなってしまいますが、この「ロングドリンク」「ショートドリンク」というのは、具体的になんぞや、と思われるかもしれませんね。

まずはこの辺の説明からと参りましょう。

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ロングドリンクとショートドリンク

たまに長いグラスだからロング、小さいグラスだからショートだと思っている人がいますが、違います。ポイントは「飲む時間」です。

氷が入っていたりして、のんびりと長時間、楽しむのがロングドリンクです。基本的にはアルコール度数がそれほど高くない場合が多く、ロングドリンクといえば店側もそういうものとして注文を受け取ります。

しかし「高アルコール度数のお酒をのんびり楽しむ」のもロングドリンクの範疇です。

度数が高いものの場合、溶けた氷による加水や温度変化による、香りや味わいの変化まで含めて楽しんだりすることもあります。あんまり氷が溶けて薄まるとまずくなるものももちろんありますが(笑)。

一方で、ごく短時間で飲み干すのが前提なのがショートドリンクです。こう、カクテルと言ってイメージする、足つきのカクテルグラスで出されるものですね。ショートカクテルとも言います。

ごく少量で度数の高いカクテルが多く、短時間で飲み干すことを前提としているために、あまり長々と放置しているとぬるくなって味が落ちてしまうことが多いです。このため「ショートドリンク」と呼ばれるわけですね。

ちなみに、グラスが足つきなのも、グラスに触れて体温によってカクテルが温まってしまうのを避けるためだったりします。

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材料が同じでもロングとショートで別のカクテルになる

材料がほぼ同じでも、ロングとショートで別れるカクテルもあり、例えば氷入りのグラスで提供されれば「ジン・ライム」でも、シェイクしてカクテルグラスで出されると「ギムレット」になったりします。

それこそショートドリンクといえばの「マティーニ」でも、氷入りの「マティーニ・オン・ザ・ロック」というロングドリンクバージョンがあるくらいです。邪道だって怒る人も多いですが(笑)。

さて、ウンチクはこの辺にして、今回は個別にご紹介するのではなく、状況に合わせたオススメのカクテルをご紹介という形にします。

そもそも、今まで連載で紹介してきたカクテルのどれもがオススメなわけでして、その性質上、どうしても再掲のカクテルばかりになってしまうので・・・

具体的なレシピや派生が気になる方は、最後に関連記事としてまとめますので、そちらをどうぞご確認ください。

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食事に合わせて美味しいカクテル

食事の合間に楽しむ、つまり食中酒としてロングのカクテルを頼むのであれば、食べるものにもよりますが、あまり食事と喧嘩せず、清涼感があって口の中をリセットしてくれるものが良いでしょう。まあ本格的にコースなんかの場合、カクテルの出番は食前か食後だとは思いますが。

それを踏まえると、やはり美味しいのはウイスキーのソーダ割り「ハイボール」ですね。居酒屋で角ハイというのもアリですが、食事も出してくれるバーで揚げ物なんかをかじりながら、ラフロイグあたりで作ってもらうのとか大変美味しいです。

また、まったく甘みがないのもちょっと、というなら、トニックウォーターを使ったカクテルなんかも向いています。「ジン・トニック」が定番ですが「スプモーニ」なんかもさっぱり系なので良い感じ。

あとは、「レゲエ・パンチ」など、ウーロン茶を使ったカクテルも、味わいがフレーバーティーといった感じなので、食事には合わせやすいです。

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デザート感覚で楽しむ甘いカクテル

食事はある程度食べた後、二軒目のバーでまったりデザート感覚で楽しむ、というなら、甘いカクテルがやはりオススメです。

前回紹介した「アマレットミルク」なんかは、飲む杏仁豆腐なんて紹介をした通りなので良い感じ。そういう意味では「カルーアミルク」などの、甘いリキュールとミルクや生クリームを合わせたカクテルは向いていると思います。

今は寒い季節なのでちょっと、ということもありますが、お酒で暖かくなっていて、店内も暖房で暑いくらい、なんていうタイミングであれば、アイスクリームにカルーアやチョコレートリキュールをかけて食べる、っていうのも良いですね。夏だったら言わずもがな。

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ゆっくりとお酒を楽しみたい時のカクテル

さて、個人的に好きなロングドリンクが、ガツンと強いアルコール度数がありつつ、のんびりと飲めるタイプのものです。

かつて喫煙者だった頃は、食後に一服つけながら楽しんだもので、シガーの取り扱いのあるバーだったら、シガリロを頼んでみたり、ちょっと奮発して葉巻を嗜みながら一杯、という、そんな感じです。

普通にウイスキーのロックで楽しんでももちろん良いんですが、やはり前回紹介した「ゴッド・ファーザー」のように、ウイスキーベースのカクテルを楽しむのは最高のひと時ですね。ウイスキーにスコッチを使い、アマレットの代わりにドランブイというリキュールを使った「ラスティ・ネイル」も良いです。時期によっては「ミント・ジュレップ」を濃いめに作ってもらったりしたこともありますね。

また、シンプルに「ジン・ライム」や、ウォッカで作った「ウォッカ・ライム」、そしてウォッカにアブサンを垂らして作る「ウォッカ・アイスバーグ」なんかも好み。この辺は完全に人を選ぶというのは、初出時に申し上げたことですが・・・

例によって長くなってきてしまったので、今日はこの辺で。反響があればショートドリンクの話なんかもしたいと思います。

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関連記事

ハイボールの記事はこちら。

居酒屋ハイボールにも、バーのハイボールにも、それぞれ良さがあると思うのです。居酒屋なら唐揚げとかメンチカツとかで、バーならポテトフライとかフィッシュ&チップスがいいよね。

ジン・トニックなどジンのカクテル

スプモーニほかカンパリを使ったカクテル

レゲエ・パンチほかウーロン茶のカクテル

アマレットミルクとゴッドファーザー

ミント・ジュレップとミントのカクテル

ウォッカ・アイスバーグはこの記事の最後にあります。

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Joker

アリエナイ理科ポータル管理人にしてメルマガ編集、配信担当。
薬理凶室の裏方にいる四ツ目の悪魔。
https://twitter.com/JokerLunatic

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