PR

スキンケアの基本・洗いすぎにも問題があるお肌の衛生バランスの話

美容と健康
スポンサーリンク

初出:2013/04/09 Vol.11 肌の老化 その2

スキンケアの三大要素は、衛生・保湿・紫外線対策と紹介しました。今回は衛生について触れていきます。

スキンケアと若さ

スキンケアの話というと女性ばかりが注目しがちですが、男性だからといってスキンケアをしなくて良いわけではありません。若さというのは、筋肉量と肌の質によって左右されます。当然毛髪も大切なのですが、頭皮も顔の延長線。同じ肌なのできっちりとしたケアをしておくことで、老化を防いだりシミを減らすことは十分可能なのです。というか、その辺のケアをいい加減にしてると、ハゲが進行したりする場合もあります。ハゲについては以下のポータル記事も参考にどうぞ。

ハゲ
「ハゲ」の記事一覧です。

お肌の衛生と常在菌バランス

さて、まず衛生という意味では、セッケン、ボディーソープ、洗顔用フォームなど様々な物が売られています。これらの商品の中でこれがベストバイ!みたいなコスメ記事は山のようにあるのですが、そもそも角質層の分厚さ、丈夫さ、アレルギー体質、さらには常在菌の種類まで、肌というのは、遺伝形質だけでなく、生きてきた上で獲得してきた様々な要素を併せ持つ部分。

故に肌質は千差万別です。自分に合うからといって他人に合う保証などどこにもありません。

ラウリル硫酸ナトリウムなどの高級アルコール系(石油系などとも言われる)界面活性剤は洗浄力が極めて強く、皮膚のバリア機能を果たしている皮脂の膜を必要以上に取り去ってしまうことから刺激性があると言われています。とはいえ、外で肉体労働をしている人などでは、これくらいの洗浄力がなければ綺麗にならないこともあるので、一概に有害なモノ、ダメな成分と一蹴するのはどうかと思います。

しかし、高級アルコール洗浄成分は浸透性が非常に高く角質層の奥まで入り込みやすいというのも事実です。これにより常在菌の住処まで奪ってしまいます。

雑菌なんていないほうがいいじゃないと思う人もいるかもしれませんが、さにあらず。また常在菌というのは善玉悪玉などという区別は無く(一部の勉強不足の人やインチキ商品を売りたい人なんかは多用する言葉ですが)様々な細菌がバランスを保って皮脂を分解し、脂肪酸などを適度に作り出し、それが皮脂と混ざり合い角質層の潤いとなっています。化粧水も、あくまで風呂上がりに使うのは、この常在菌がバリア膜を再構築するまでの潤いを持たせるに過ぎません。薬品のみで保湿をしようとすると、トラブルが起こり始めます。これが安物の化粧水で起きやすい肌トラブルの原因だったりします。

スポンサーリンク

肌の衛生面で気をつけることは簡単で、体質にあった洗浄成分で洗うのですが、洗いすぎないこと。また、顔の皮膚はただでさえ普段から紫外線などのダメージを受けやすい部分なので、強力な洗浄成分で洗わず、セッケンで泡立ててから洗うこと。擦りすぎないことが肝心です。

無理に洗いすぎると、常在菌のバランスを崩し、本来いるはずのない雑菌が皮膚で繁殖して、足の裏のような悪臭が体から発するようになってしまうことも(当然お風呂に入らなすぎても同様になりますが)。

シャワーだけでなく、浴槽にゆっくり浸かり、皮膚の垢をある程度落ちやすくふやかしてから、強く擦りすぎないようにセッケンで洗っていれば十分です。十代の間は皮脂分泌は過剰で皮膚は常に成長しているので、多少の無理をしても大丈夫ですが、二十歳を過ぎ、二十五を過ぎたあたりからは要注意。

老化は毎日の積み重ねであることをお忘れなきよう!

化粧水については、コラボ動画などでも作り方を解説しています。以下の記事などをご参考にどうぞ。

良い化粧水や乳液は腐敗に弱い! ハンドメイド化粧水のススメ
市販の乳液や化粧水が良くない理由。多くの市販の化粧水、乳液は強めのアルコールや保存料が含まれており、それらが皮脂を分解してくれる常在菌を殺したり、アルコールは油をよく溶かすので皮脂が溶かし流されてしまうという弊害があるからです。
【スキンケア】ヘルドクターくられ推薦・自作化粧水の詳しい作り方
あちこちで話題に出しているので、すっかりお馴染みになってしまった自作化粧水。今回は、美容における化粧水の役割と、なぜ自作が良いのか、そして作り方を改めておさらいしていこうかと思います。化粧水の手作りは簡単ですし、スキンケアに活かしましょう。

その1 その2←今ココ その3 その4

タイトルとURLをコピーしました