初出:2023/06/05
改稿:2024/03/05
うーん、昔からそうだけど、ちょっとでも有名になると、変なのが寄ってくるんだよな。
確かに私は変な奴かもしれませんが、見た目こんなんですし。
ああいや、確かに見た目は変だけど、そういうのじゃなくてね。ほら、なんか舞い上がってバグっちゃう人の事。
ああ、はい、承認欲求拗らせ系ですか。距離感がおかしくなったり、やたら接点を自慢するとかそういう・・・
そうそう。別に普通に、常識的でいてくれるだけで良い、ごく当たり前の事なんだけどねえ。
世の中、なかなかままならないものですね。
有名人と知り合うのは現実に普通にある
「有名人とお友達になる!?」なんてことは、夢、絵空事だと思われる方もいるでしょう。
しかし、社会に出て、普通に仕事をしていると、普通に会う事になります。なんなら友達になることも普通にある訳です。
例えば、編集業をやっていれば、担当作家が有名な人になることもありますし、ヒットを飛ばして、時の人になるかもしれません。
そうでなくとも、コラボやら企画でYouTuberや、プロゲーマーと会うことは、それほど珍しくもないでしょう。
なんならオンラインの野良ゲームで、有名人とフレンドになることもあるでしょう。あとは有名な人からTwitterなどのSNSでフォローされることもあると思います。
接点を持った後の行動
有名人といっても、あらゆる業種、あらゆる業界にゴマンといるわけで、そういった有名な人と知り合いになることは、人生では別に珍しくないわけです。
実は、お父さんお母さんが界隈では超有名人かもしれませんし、実はかつて名をはせた・・・なんてことも全然普通にあり得ます。
そのあとのことは、マニュアルなんてないのですが、人としての礼節を忘れた行動をとってしまう人も多くいるのが現実です。
有名人がその人にとって「価値の高い」人であるほど人は、自身を見失って、中には承認欲求モンスターへと変貌してしまうことがあるので、実は「有名な人と接触があった」は人生の中の分岐点になることだってあり得ます。
知名度が上がると「変なヤツ」が寄ってくる
自分もさして有名人ではないですが、それでもわりと、多くの人にご支持を頂いて、仕事をさせてもらっているので、その知名度に比例して変なヤツ、ヤバいヤツも相応に寄ってきます。
また著名な人とお仕事をさせていただくコトも多く、彼らの悩みの1つが「舞い上がっちゃう人」というのが多いので、今回記事とすることにしたわけです。
もちろん有名人も有名人になってチヤホヤされることに慣れて拗らせてる人もままいるのですが、それは今回はお題ではないので、また機会を別に話をしましょう。
有名人はなぜ有名になるのか?
そんな訳で、世の中には「有名になりたいぃいいいい」という謎の欲求を持っていて舞い上がっちゃう人がいます。
そして、そういう人が有名人と接点を持つと、ただそれだけで、ぶっ壊れてウンコと化してしまう人が出てくるほどの魔力が「知名度」「有名人」にはあります。
こちらはそうした目の眩んでしまったウンコの話を書いてありますので、そちらを参考に。
さて、この「知名度」ってなんなんでしょう。有名人って、そもそもなんで有名になったのでしょうか。
そもそも論なんですが、有名な人は、別に有名になりたくてなった人ばかりではありません。むしろかなり珍しいでしょう。
特に作家などの作品を作る人で、有名になるために活動してるひとはあまり多くアリマセン。たまにマジクソヤバいのがいますが・・・(笑)。
YouTuberとかSNSでのインフルエンサーでさえ、自分の好きを発信していたら、フォロワーが増えたという結果の人が多く、実際に多くの有名インフルエンサーはストイックで謙虚な人が多いのもわりと納得です。
有名な人は、普段から、他人の承認欲求に利用されるのにウンザリしてる人が大半です。
有名だろうが無名だろうが、人は人、ただの人間です。感性も人間なので、普通の人がイヤなことは、有名人もイヤなのです。この当たり前のことが分かってない人は、だいたいにして嫌われます。当たり前です(笑)。
故に、有名人は、同じくらいの社会的信用のある人と友人関係を作ったり、結婚したりするわけです。
当たり前の社会常識があれば当たり前に評価される
ぱっと見だと、マスコミがよく勝手に描いてる、セレブな上級社会に見えるかもしれません。
しかし、実際はなんのことはない、ただのごく当たり前の、社会常識がちゃんとした人達であるだけの話です。
有名な人と相対しても、普段と変わらぬ礼節のある行動をして、きちんと仕事をしていれば、それは普通に交友関係を築けるという話です。変なヤツが寄ってくる信用できない人だらけの中で、目立って贔屓されるのも当然でしょう。
と、こうして「贔屓」というと語弊がありますが・・・先に触れたような承認欲求で目が眩む人はこの世には本当に多く、それを自省できない人は、マジで一緒に仕事ができません。
つまり「関わりが持てない」というのが、リアルな結果論になります。
「当たり前」が出来なければもちろん嫌われる
その「コイツとは関わらんとこ・・・」と思われる人についてもう少し突っ込んでいきましょうか。
よく、有名人の所在地や家族構成なんかをベラベラ喋ってる、自称業界の人みたいなカスがいますが、だいたいにして嫌われ者です。
人の個人情報をベラベラ喋るような人は、当たり前の常識的に考えて「論外」だからです。
同じようにオンラインでも、他人に公開されない直接のやりとりであるDMだとか、そういうのをスクショで公開するような人は、信用度がマイナス無限大になります。絶対に一緒に何かしようとは思いませんよね。
LINEでのやりとりを友達に公開しまくってるヤツは当たり前のように嫌われるじゃないですか。それの上位互換です。
結局のところ、舞い上がって自分の承認欲求に他人を利用するのがNGとなると、イベントなんかで一緒に撮影した写真とかをアップするのはNG? とかになると思うのですが、常識的に考えて、一緒に「盛り上がる」プラスのストロークかプライベートか否か? を気にするだけで、そこは全然違って見えるわけです。
例えば、有名人が有名人の話題で話してる時も、ベラベラいろいろ喋っているようで、実はその人を褒めて、おもしろい点を評価してるだけ、個人情報は何も言ってない・・・と思います。
有名人の中にも、礼節がブチ壊れてる人はもちろん相応にいるので、絶対ないとは言えませんが、有名になるまで淘汰圧に耐えたわけですから、少数といえば少数です。
そんなわけで、有名人と知り合うきっかけがあったときこそ、自分を見失わなず、自分の世界に足をしっかりつけて舞い上がって変なアクションをしないように気をつける・・・ただそれだけで、信用は得られるものなのです。
繰り返しになりますが、すべては一つの結論です。だってみんな同じ人間ではないですか・・・・
著者紹介
作家、科学監修。「科学は楽しい!」を広めるため科学書分野で20年以上活動。著作「アリエナイ理科」シリーズ累計50万部突破。原作を務めるコミックス「科学はすべてを解決する!!」も50万部を超える。著作「アリエナクナイ科学ノ教科書」が第49回・星雲賞ノンフィクション部門を受賞。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては漫画/アニメ共に科学監修を担当。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様は突然に・・・」NHK「沼にハマってきいてみた」等に出演。ゲーム実況者集団「主役は我々だ!」と100万再生を超えるYouTube科学動画を多数共同製作。独自YouTubeチャンネル「科学はすべてを解決する!」チャンネル約30万登録やTwitterフォロワー16万人以上。教育系クリエイターとして注目されている。関連情報は https://twitter.com/reraku
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