初出:2018/04/17 Vol.272 青汁ってなんでしょう
青汁の正体
くられ先生、青汁って結局なんなのでしょう?
猫草だね!
スーパーとかペットショップで売ってるアレだよ。
ペットが食べて毛玉を吐く、アレだよアレ!
さて、茶番はともかく。青汁自体は、素材がまちまちで、いろいろな植物をすりつぶして乾燥させた粉なのですが・・・「新鮮な大麦若葉」という商品はまごうととなき猫草です(笑)。
じゃあ猫草は食べても意味ないのかと言われますと、健康を考えるなら、緑黄色野菜をとるのは非常に大事なので、摂ること自体は別に悪いことではありません。その辺は以前のコラーゲンの話と同じです。
ただ、商品価値として考えると疑問があります。青汁とは結局、庭に適当にまいといても、いくらでも生えてくる麦の新芽をミキサーでブイーンした以外のなにものでもないからです。
食物繊維が・・・血糖値の上昇を抑える・・・などという謳い文句も、ものによっては難消化性デキストリンが配合されているだけだったりして、それなら最初から単品で買った方が良いでしょう。
なにより別に美味くもないですし、だったら美味しい季節の野菜を食べましょう・・・という話になるわけです。
お手軽に野菜の栄養をとるには?
緑黄色野菜が高くて入手が難しい時期はわかめやひじき、もずくなんかを食べればよいだけですし、とにかく野菜を普通に食べていれば良いので、それをわざわざ、まずいジュースで解決するというのがおかしな話になるわけです。
とはいえ、忙しいと手間をかけて野菜を食べよう、という気にもならないのもわかります。そこで、お手軽に摂取する方法をご紹介しましょう。
栄養価で考えるなら、わかめとバナナをセットで食べるのが高いです。一緒くたにドリンクにする・・・のはただの罰ゲームなので(笑)、乾燥わかめをお湯で戻し、酢と醤油でもかけて酢の物にでもして、バナナを一本食べておく。忙しくても、たったこれだけで、一日の野菜的に必要な栄養は、100%とは言わないものの、相当量が摂取できます。
多少余裕があるのなら、バナナの方は科学動画でも紹介したバナナみるみるにして飲んでも良いです。
何にしても、忙しいなら忙しいなりに、栄養をとる方法を工夫しましょう!