初出:2013/02/05 Vol.2 童貞の壁
先生、30歳まで童貞だと魔法使いになれるそうですが・・・
いや、25歳を超えたあたりでだいぶルート決まってるっぽいよ!
性の実態調査
日本性教育協会という財団法人が数年に1回全国の学生数千人にけっこうエグめのアンケートをとり、性の実態調査というのを行っています。
同様に人口問題の研究所である政府の外郭組織でも似たような性にまつわる調査が行われております。
そのデータをぼけーっと眺めていると、ある事実が浮き彫りに。
男女ともに、童貞処女率が25歳以降ほとんど変化しないのである。
つまりどういうことかというと、とある年齢を境界に一生童貞・処女というクラスターが存在するかもしれない・・・気がしてきたわけです。
細かいデータをよくよくみてみると、男女ともに17、8才までは25%にも満たない経験率だが23歳くらいまでに男性で75%前後まで上がり、その後横ばいになる。
ただ、2012年のデータでは、2006年の前回調査に比べ75%が69%前後に落ち込んでいる。
この辺のデータの最新情報は、先に挙げた調査報告を見てみてください。
とにもかくにも現状、10人のうち3人は25歳を越えても処女童貞。23歳に人生のある分かれ目が潜んでいるのは間違いなさそうです。
さてその経験率の上昇に歯止めをかける23歳というのは何なのでしょう?
人生最大の転機と性の分かれ目
23歳というのは大学の新卒、就職といった具合の人生最大の転機の年齢です。
ここで大事なのは出会う異性自体がラストチャンスに近い状態であるということです。
学生時代はなんだかんだで異性との出会いは多く、男子校女子校でも無い限り概ね半分は異性ですから、そこで恋人ができるにせよそうでないにせよ、少なくとも異性との距離の取り方というものを学ぶチャンスが山盛りです。
しかしながら会社という場所に入ってしまうと、基本的には年上しかいない閉鎖環境。大きな会社であれば部署異動ごとに出会いもありましょうが、大半の場合人生最後の異性との出会いの場となり、しかもそこは仕事の場、おいそれと恋愛は持ち込めない空気が満点です。
まして就職する年齢になるまで異性との距離の取り方・・・それに失敗してきた場合、そこを起点にどんどん異性に対する無理解が成長していきます。いわゆる勘違いって奴です。男性の性欲を女性の性欲と同じようなものと判断したりして手を出すとセクハラ退社が門を開けて待っているわけです(笑)。
別に一生童貞でも一生処女でも何も困ることはないとは思いますが、性欲が人並みにあるけど我慢し続けるのはチョイと問題な気がします。
人によっては焦っていろいろ行動するのですが、「焦りのある人間」は外から見ると「余裕のない人間」に見えてしまいます。そんなガツガツしたのは怖いのでさらに異性に引かれてしまう結果になりがちです。
次回はそんな距離感に失敗してしまった人に向けて異性から正当に評価されるために、気をつけるべき最低限の話を社会心理学を交えてまとめようと思いますので、お楽しみに。
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