初出:2013/02/13 Vol.3 童貞の壁 後編
先生、どうやったら女性とお近づきになれるんですかね?
君の場合はまず人間の皮を被るところからじゃないかな・・・(笑)
異性に嫌われないための作法
異性との距離。異性に好かれる方法ではなく嫌われない作法。これは以外と大事なのに、すっ飛ばされていることが多い気がします。
モテる技術に関してはガイアが俺に囁く男性誌や、ギシギシアンアンなセックス特集でしか部数を売れない女性誌なんかを見た方が良いような気も(笑)。
今回はそういうのではなく、社会心理学的な、あくまで異性との距離の取り方の話となります。こちらは根拠の無い経験則ではなくきちんと人間という種の性質の部分に近いので多少は科学的です。
人は異性をまず、顔や体型、服装などからある程度判別します。ようするに人間は社会性動物、まずは集団を見たときに、真っ先に除外する個体を見るクセがあります。
悪く言えばいじめの始まりにもなりかねないのですが、これは人間が正常な集団を維持するために病気の個体や反乱分子を追い出しておこうという、2万年前の生活で培われた本能に近いものかもしれません。
さておき、ひとつの雑多な集団の中で「これは!」と輝く必要はありません。大事なのは「こいつはないわー・・・」と、圏外扱いの烙印を押されないために最低限気を付けることです。この辺に、異性との距離の取り方というものが存在する気がします。
男女の「清潔感」の違い
まずは衛生面。襟袖が黄色く汚れていたりフケがダイナミック溜まっていたり、口臭がヘルズゲートなのは男女共通でNGですが、それ以外の衛生面の見方は男女に大きな違いがあります。
口臭や体臭といった点の改善は、以下の一連の記事が参考になるはずです。
男性は女性をシルエットで見るため、全体的にわかりやすい服装を好みます。
デザインではなくあくまでシルエットでしか見ていないため色違いの区別などはよっぽど注視していないと分かりません。
髪型ではなく髪質、肌の色や皺などではなく肌の張り艶を見ています。なので化粧がうまく、小綺麗な格好をしている女性が好まれ、ごちゃごちゃした服装に濃すぎるメイクに身を包んだ女性に対しては危険信号を感じてしまいがちです。
男性は生殖相手としてまず若いかどうか、そして病気にかかっていないかどうか、その部分をまず本能で見るわけです。グラマラスな体型がモテるのも本能的なものです。
このシルエット判断が、女性が好む小さい髪飾りや、まつげの上につけるキラキラしたものに関して、異物という印象を与えることがあり、生理的にNGということも。パーティでもないのにゴテゴテしすぎた服装は異性との距離を開けてしまうことが多いわけです。
この辺はもちろん、ケースバイケースなので、必ずしもそうだ、という訳ではありませんが。例によって「そういうこともある」というように受け取っていただければと思います。
一方、女性はシルエットではなく部分部分、パーツで見ます。
服装以前に襟首の汚れやフケの有無、特に身体以外の靴や鞄などの小物を見るため、格好良く決めたつもりでも小汚い靴を履いているだけで一発NGもありえるようです。
男性はシルエットのぼんやりとした採点に対し、女性はパーツごとの点数の合計点で見るため、いかに失点を出さないかが重要になってくるわけです。しかも多くのパーツが連動しているため、1つ踏み外すと「キモい」ラインを越え、評価は奈落の底に行くという恐ろしいことに・・・
また声のトーンや、雰囲気、目つき、女性は男に対して相当細かいパーツを本能的に見て、判断しています。
なので、挙動不審なコミュ障ムーブを取るとアレだったりする訳です。この辺の話は、以下の記事でも触れています。
本記事の前編にあたる「童貞・処女」の話は以下。
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露骨な宣伝で恐縮です。「アリエナイ理科ノ大事典II」なにとぞ、よろしくお願いします。