初出:2020/01/28 Vol.365 熱々ホットカクテルと冬場のアイスの楽しみ方
改稿:2022/02/26
冬場のこたつアイスはやっぱり美味しいよね。
ですね。コーヒーとか紅茶を上からかけて「アフォガート」にするのも美味しいですよ。私はお酒入りが好きです。
あー、イタリアのデザートだっけ。エスプレッソとかかけるんだよね。
かけるのはなんでもいいらしいですが、コーヒーが有名ですね、やはり。中には熱燗かけたりするのもあるそうですが・・・
ふーん。お、ホットレモネードじゃないか。アイスでちょっと体が冷えたからちょうど良い。
・・・あっ、それ、ブランデー入りですよ、先生。
・・・・・・(バタリ)
よりにもよって濃いめに作ったものを・・・ゆでダコみたいに真っ赤になってますね。
ホットで楽しむウイスキーとブランデー
どうも。Jokerです。寒い日が続きますね。こう寒いとやはり暖かいものが飲みたくなりますし、一方で、こたつの中や暖房の効いた部屋の中でなら、冷たいデザートを食べるというのも良いものです。
そんなわけで、その両方を楽しもう、ということで、今回はホットカクテルと、冬場に美味しいアイスのちょっと変わった食べ方をご紹介しようと思います。
ホットカクテルについては以前も特集しましたが、今回はシンプルに、ウイスキーやブランデーのお湯割りを楽しむ方法について触れてみます。
たかがお湯割り、されどお湯割り、基本なだけあってバリエーション豊富なんですよ、これで。
お湯割りの基本のおさらい
さて、まずは「お湯割り」について。これは以前も紹介した話ですが、味と香りの決め手となるポイントなのでおさらい的に触れていきましょう。
お湯割りは「お湯が先、お酒が後」が基本原則です。
原則なのでカクテルによっては無視されることもありますが、この順番が逆だと、せっかくのお酒の香りが飛びます。香りを活かすのであれば、この基本は守った方が良いです。
特にブランデーなどは香り付けに使うくらいですから、たとえ他にあれこれスパイスやハーブ類などを追加するにしても、仕上げに注ぐくらいの使い方が良いと思います。
ホット・ウイスキー・トディ/ホット・ブランデー・トディ
蒸留酒に甘味を加え、お湯で割ったカクテルのスタイルのことを、「トディ」と言います。
ウイスキーであれば「ホット・ウイスキー・トディ」、ブランデーであれば「ホット・ブランデー・トディ」となります。
一般的なレシピは、ウイスキー/ブランデーを40mlほどを、少量のお湯で溶かした角砂糖に注いで、熱湯を適量注ぎ、お好みでレモンスライスを飾る、というもの。
お好みでシナモンやナツメグなどのスパイスを入れても良い。
が、先ほども言った通り、私が作る場合は、お酒を後入れにして作ります。使うウイスキーの風味がキツく、香りを和らげた方がいい場合は、一般的なレシピで作ることもありますが・・・
ホット・レモネードを使ったバリエーション
さて、このカクテル、スパイスやレモンなどの柑橘類によってバリエーションが出ます。
砂糖を使わず、はちみつを大さじ一杯から二杯程度にしてレモンをたっぷり絞り・・・要するにホットレモネードを作ってやって、その上にウイスキーやブランデーを注ぐ、というのがまた美味しい。
この飲み方であれば、お酒に弱い人の場合、まずレモネードをしっかり作ってしまってから、香り付け程度にブランデーを垂らす、なんていう飲み方もアリです。
スパイスを利かせると美味しい
個人的には、スパイスの効いたラムなんかを垂らしてやっても美味しいと思います。
スパイス類も、定番は先ほども言った通り、シナモンやナツメグを使うことが多いですが、ショウガの絞り汁を加えてやってもそれはそれで爽やかになります。
レモネードは普通にはちみつとレモン果汁で作るのがやはり美味しいんですが、そこはそれ、ホットのはちみつレモン系飲料を使って手抜きをしても、それはそれでアリではないかと(笑)。
アイスにコーヒーをかけて食べる「アフォガート」
最後にデザートのご紹介。「アフォガート」というものをご存知でしょうか?
イタリアのデザートで、アイスクリームやジェラートに飲み物をかけて食べるというもの。一般的にはエスプレッソ(濃いめのコーヒーで大丈夫)をかける「カフェ・アフォガート」が有名です。
が、別に、かけるものは別にコーヒーでなくても良いので、お酒をかけて食べても良いわけでして・・・個人的に好きなのは、ダークラムやスパイスドラムにレーズンを浸して、軽く火にかけ(風味やアルコールを飛ばさない程度)、それをバニラアイスの上にかける「ラムレーズンのアフォガート」です。
もっともこれは、デザートというには酒が主張しまくりますが・・・(笑)。
アルコールに弱い人はアルコールを飛ばしてしまうのもアリ
あんまりお酒が強すぎるのはちょっと、という場合、紅茶にラム少々とか、コーヒーにブランデー少々でやるのが無難ではあります。
または、火にかける際にしっかり目に加熱して、みりんを煮切るような要領でアルコールを飛ばしてやる、というのも、アルコールにあまり強くないけど試してみたい、という方にはおすすめです。
しっかり目にアルコールを飛ばしても若干はどうしてもアルコール分が残るので、本当にアルコールがダメな人は要注意ですが・・・
こうして作ったアフォガートを、ビスケットやクッキー(シンプルで甘さ控えめの奴が良い)ですくって食べるのが、また美味しいんですよ。ぜひお試しください。
著者紹介
アリエナイ理科ポータル管理人にしてメルマガ編集、配信担当。
薬理凶室の裏方にいる四ツ目の悪魔。
https://twitter.com/JokerLunatic
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