【じょかセレクション】柑橘類との相性バッチリ！ライチのカクテル

初出：2019/07/30　Vol.339　おうちでお手軽！個人的おすすめカクテル：ライチ編

ライチリキュールで作るカクテル

どうも。Jokerです。家で飲むのに手頃なカクテルの話、第二十一回をお送りします。

今回のテーマは「ライチ」。上品な甘さと香りが珍重され、楊貴妃の好物だったと言われる果物ですが、リキュールとしても「ディタ」「パライソ」などが有名です。

今回はライチリキュールを使ったカクテル各種をご紹介していければと思います。

ちなみに、くられ先生が昔から苦手だと言っている果物がライチだったりします（笑）。だからという訳ではありませんが、以前、ライチの持つ毒性について書かれたトカナの記事があったりして・・・

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ライチの未熟果には毒がある・・・という話であり、普通に食べたりリキュールを飲んだりする分には大丈夫な話ですが、気になる方はどうぞ。

ライチリキュール各種

さて、ライチのリキュールといっても、いくつか種類があります。有名どころは「ディタ」と「パライソ」で、これらの違いについて見ていきましょう。

ディタ

フランスのペルノ・リカール社が出しているのが「ディタ」です。ただし、ディタという名称は実は日本のみで、海外では「SOHO」として知られています。なんで日本でディタなのかというと、商標に関しての問題があった模様。

アルコール度数は21度、ライチの香りと甘みが強いのが特徴です。

パライソ

同じくフランス、ジュール・プレマンが出していて、サントリーが輸入しているのが「パライソ」です。ボトルが三角形に近く、ステンドグラスっぽいラベルが貼られています。

アルコール度数は24度で、ディタに比べると香りも甘みも抑えめで、より自然な風味が特徴です。

それぞれの特徴

度数が低く、甘めで香りが強いのがディタ、度数が高めで、より自然な風味なのがパライソ、といった感じです。知名度ではディタの方が有名ですが、こだわるならこの辺の特徴を踏まえておくと良いでしょう。

また、ライチリキュールといえばこの二つ、といった感じではあるのですが、リキュールで有名なボルスほか、各社よりライチリキュールは出ています。

では、ライチリキュールを使ったカクテルをご紹介していきましょう。なお、頭に「ディタ〜〜」とつくカクテルは、パライソを使った場合「パライソ〜〜」になったりします。

ライチ・グレープフルーツ

ライチリキュールは、程度の差はあれライチの香りと甘みが主張し、酸味がほとんどありません。このため、柑橘類で酸味を補ってやるレシピが多いです。中でもグレープフルーツとの相性はとても良い。

「ライチ・グレープフルーツ」は、氷を入れたグラスに30〜45mlほどのライチリキュール、そしてグレープフルーツを適量（100ml程度）注いで混ぜたものです。シンプルなグレープフルーツジュース割りですが、ライチリキュールの甘みにグレープフルーツの酸味と苦みがマッチして良い感じです。

そして、これをベースにして派生のカクテルがいくつもあります。順番に触れていきましょう。

ディタ・スプモーニ／パライソ・スプモーニ

カンパリ回で紹介したように、ベースをディタやパライソなどのライチリキュールにしたスプモーニのアレンジカクテルが「ディタ・スプモーニ／パライソ・スプモーニ」です。

ライチ・グレープフルーツのグレープフルーツジュースの割合を減らし、代わりにトニックウォーターを入れた感じです。

炭酸が抜けないように、トニックウォーターを入れた後は軽く一混ぜ程度にしましょう。基本レシピは、ライチリキュール30ml、グレープフルーツジュース45ml、トニックウォーター65mlといった感じですが、お好みで良いと思います。

ディタモーニ、パライソーニという別称もあります。

チャイナブルー／チャイナグリーン

そしてこのディタモーニ／パライソーニに、ブルーキュラソーを加えて青色にしたのが「チャイナブルー」。メロンリキュールのミドリを足してやれば「チャイナグリーン」になります。

もちろんそれぞれのリキュールの風味が加わりますが、主目的は色づけなので、それぞれ10ml程度が入る感じです。レシピによってはトニックウォーターが入らない事もあるので、その辺はお好みですね。

ディタエイジア

前回のウーロン茶カクテルの話の時に入れ損ねたのが、ディタとウーロン茶のカクテル「ディタエイジア」です。

ディタ30mlに対してウーロン茶適量（100ml程度）、それに、やはりちょっと酸味があった方が美味しいので、レモンを一絞りしましょう。

これに関しては、シロップ代わりに使うようなものなので、甘みも風味も強いディタを使うのがオススメです。

さて、本日はこんなところで。

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