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【機械王の休日】バーナー・コンロに使える燃料ガス缶を知る

機械工作と科学装置
安定した加熱加工向き
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ガス缶あれこれ・メリットデメリットを知る

機械王の休日、第六回をお送りします。今回は燃料ガス缶についてです。カセットコンロに使う奴と、キャンプで使う奴は見た目からして違う訳ですが、構造や使われているガスなどにきっちり違いがあります。

燃料ガス缶の種類

ガスバーナー、ガスコンロに手軽に使える小型の燃料ガス缶は実に便利なもので、カセットガスなどは焼肉や火起こし用の燃料として、どこでも簡単に調達できます。また、これとは別に、ロウ付け用やキャンプ用など、強い火力が欲しい場合に使う、ねじ込みタイプの燃料ガス缶も流通しています。一般的なカセットガスタイプにはブタンしか入っていませんが、このねじ込み式の強力なタイプは、プロパンなどの圧力の高いガスが混入されており、ガス圧が高く設計されているのが特徴です。

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カセットガス缶の特徴

カセットコンロなどに使うカセットガス缶は、ボンベ上部に切り込みが入っているのが特徴です。この切り込み・・・溝にはちゃんと意味があって、溝を下にすると液化したガスが噴き出てしまうため、ちゃんと溝を上にして使いましょう。このカセットガス缶を使うタイプのガスバーナーを利用する際は、充分な余熱が必要です。余熱が足りないと液化ガスが噴出し、火炎放射器のようになってしまいます。このように、カセットガスは圧力が低く液化ガスが噴出しやすいのが欠点なのですが、調達が容易で価格も安いのが最大のメリットです。

ねじ込み式ガス缶の特徴

ねじ込み式のガス缶の場合、胴長のガスバーナー専用品は、内部に液化ガスを吸収するスポンジ状の物が詰まっており、液化ガスが噴出しにくいようになっています。このため、横や逆さにしても安定した炎が得られます。ねじ込み式はプロパンが混入された製品も多く、圧力が高くて火力が強力なのが特徴ですね。
また、キャンプ用の製品は、長時間の利用を前提にしているため大容量で、かつ、胴が太くて安定性が良いので、据え置いての加熱処理を行うのに最適です。このように、ねじ込み式は利点が多いのですが、価格がやや高く、置いていない店も多いのが欠点だと言えます。

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