初出:2019/01/01 Vol.309 機械王の休日:ダイソーのコンセントからネオン電球を取り出す
あれ、POKA先生、そのコンセント、もうバラした後ですよね。
新しい機材の発注があったので、試作品に流用してだな・・・
ええと、延長ケーブルと・・・おお、こんなところに都合良くコンセントタップが!
(あっ・・・)
あちゃモルスァ!(バリバリバリバリ!)
ちょっと爆光仕様にして感電するようにしただけなのだが、どうやら効果は抜群のようだな!
※機材の発注云々はフィクションです。また、イタズラで友達をなくしても知りません。
機械王の休日、第28回をお送りします。薬理の怪人、とりわけ物理系からは「素材の宝庫」として重宝されている100均ですが、今回もダイソーでPOKA先生が何を見つけてきたようです。早速、本編をどうぞ。
コンセントタップの通電サイン用電球
工作をしていると、ちょっとした部品が足りなくなる事があります。常に何もかも在庫潤沢という訳にはいかないので仕方のないことですが、降って湧いたアイディアは一刻も早く形にすべきでしょう。そういう咄嗟の工作には、やはり100円均一、ダイソーに行けばなんとかなる事も多いです。
今回はその一例として、ダイソーのコンセントタップから、ネオン電球を調達してみました。
こんな感じで、AC電源をONにすると、通電サインとしてスイッチ部が発光するタイプのコンセントタップがあります。ここに使われているネオン電球を拝借しようという訳です。
なお、一部の商品では、ネオン電球ではなくLEDが使われているものもあります。ネオン電球が欲しい場合には気を付けましょう。とはいえ、今のところは、まだまだ古典的なネオン電球タイプがあるので大丈夫です。
とりあえずバラす
さて、早速コンセントタップを分解しましょう。
今回の製品はネジで固定されるタイプのタップではなく、接着剤で固定されているタイプなので、破壊する必要があります。隙間にマイナスドライバーを差し込んでこじってやれば簡単に開くはずです。
中の部品が取り出せました。ネオン電球はスイッチの透明部分に入っています。
ネオン電球を取り出す
スイッチ部分も分解してみました。中身は以下のようになっています。
電流制限用の抵抗と一緒にネオン電球が入っているのが確認できますね。LEDとは違ってガラス製なので、実際に取り出す場合には割らないように注意しましょう。
発光を確認する
取り出したネオン電球が光るか確認しましょう。直接電源を接続してみます。
ちゃんと光っていますね。ネオン電球は、交流だけではなく、直流でも発光するのが特徴です。直流の場合は金属電極の片方のみになりますが、70V程度から発光します。
この性質を応用すると、70VでブレークダウンしトランジスタをONさせるような回路に使えたりします。他にも使い道は色々とあると思うので、あなたの工作に活かしてみてください。
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