初出:2019/01/29 Vol.313 機械王の休日:アロンアルファの空ケースを乾燥剤ケースとして使う
へぇえ〜〜、アロンアルファのケースって乾燥剤入りだったんですね。
いささか小さいのだが、ナニを仕込むか考えるだけでワクワクするだろう?
いやまったく・・・ところで、なんでくられ先生はそこでパペットマスターみたいな格好で壁に留められてるんですか?
新開発の超強力瞬間接着剤を試していたんだが、剥離剤を作り忘れていてな・・・
ねえ、そろそろこのポーズ限界なんだけど・・・おーい、聞いてる?
命に別状がなければ問題ないだろう!ハッハッハ!
機械王の休日、第32回をお送りします。今回は瞬間接着剤「アロンアルファ」の、そのケースの活用方法となります。そう、実は乾燥剤入りの密閉容器として、とても優秀なのです。さっそく見ていきましょう。
アロンアルファのケース
瞬間接着剤の代名詞とも言える「アロンアルファ」。便利なので、工作畑でなくとも、使った事がある方が多いと思います。
さて、このアロンアルファですが、主成分がシアノアクリレートという化合物であり、空気中の酸素や水蒸気と反応して、急速に硬化する作用があります。この化学反応によって、瞬間的に接着される訳ですね。
この「空気中の酸素や水蒸気と反応する」という、シアノアクリレートの特性を考えると、むき出しのまま保存していると、空気中の水分と反応して使い物にならなくなってしまいます。
実際、放置してたアロンアルファをいざ使おうとしたら、固まって駄目になっていた・・・という事はあるんじゃないでしょうか。これをなるべく防ぐため、アロンアルファの保存用のケースには乾燥剤が入っており、また密閉性能も高く出来ています。
つまり、アロンアルファの空ケースは、水気を嫌うものの保管容器として応用できる、ということです。
ケースのサイズを確認する
実際に保管容器として使うため、どのくらいの大きさのものが入るのか、サイズを調べて見ましょう。
内径は約13mmでした。先に行くと幾分細くなるので、余裕を見ると10mm程度のものが入れられると考えた方が良いでしょう。
また、奥行きは約75mmほど。一番奥には乾燥剤が仕込まれていて、これに接触すると好ましくない場合もあることを考えると、実際には70mm程度ですね。
直径10mm、長さ70mm程度のものであれば、問題なくケースに収められそうです。
禁湿結晶の保管
放射線検出用のケースがピッタリなので、実際に入れてみました。
他にも、水分を嫌う錠剤などを入れてみる、というのも良いかもしれません。
アロンアルファのケースから錠剤が出てくる、というのは、クールだとは思わないかね、諸君!
宣伝
「アリエナイ理科ノ大事典2」、好評発売中です。2019年1月31日まで、購入者限定のプレゼントキャンペーンも実施しております。気になる方は「詳細ページ」からどうぞ。