初出:2019/02/19 Vol.316 機械王の休日:ダイソーの小型USBライターからバッテリーを取り出す
へぇ、USB充電式のライターですか。電熱線で着火するタイプなんですね。
うむ。使い捨てライターはどれも使い道があるが、このタイプだとバッテリーが取れるのでな!
この小ささだとまたアレなグッズができそうですよね・・・
(死〜ん)
ところで、そこでぐったりしてるくられ先生は、今回はどうしたんですかね?
今回は何もしてないぞ!
ううーん・・・スケジュールが・・・仕事が・・・
ああ、忙しくて死んでるのか・・・せめてしばらくはそっとしておこう・・・
機械王の休日、第35回をお送りします。POKA先生、またしてもダイソーから新たなパワーソースを見つけてきました。USBライターに仕込まれているバッテリーを取り出していきます。なお、扱いを誤ると発火・爆発の危険がありますので、その辺にはご注意ください。
ダイソーのUSBライター
ダイソーを見ていたら、なかなか有望な新製品を見つけました。
200円で売られている、USB充電式のライターです。スティックタイプでかなり小型のボディーに、フィラメントとバッテリーが仕込まれています。
スライドスイッチを入れると、フィラメントが赤熱、タバコに着火できるという商品です。何はともあれ、まずは分解してみましょう!
さっそく分解!
分解はとても簡単でした。
底部のネジを一つ外せば、このように全てのパーツが引き抜けます。ガワはアルミ製で、なかなかしっかりした作りです。
75400バッテリー
さて、肝心のパワーソースを見ていきましょう。
75400という規格のバッテリーのようですね。この数字はサイズを意味しています。この辺は、バルス装置の18650バッテリーの時にもご説明しました。
つまり、直径7.5mm・長さ40mmということでしょう。この小ささでありながら、フィラメントを赤熱させ、タバコに着火できるほどのパワーがあります。このパワーを取り出して、有効活用しましょう!
リチウムポリマーバッテリー
さて、このバッテリー。これだけ小さなボディーでこれだけのパワーを出すには、リチウムしかありません。裏書きを見てみましょう。
「リチウムポリマー電池 バッテリー容量:100mAh」と明記されていますね。パッケージは一般的なバッテリーとは異なり、電解コンデンサーのような形状をしています。小型のデバイスで数Wのパワーが欲しい時などには、まさにうってつけと言えるでしょう。
発火・爆発の危険があっても、ハイパワーなリポはいいぞ、諸君!
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今回はUSB充電式のライターでしたが、ヤスリ着火式の使い捨てライターから部品を取り出す記事が以下にあります。
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