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初見のシャチに出会うべく名古屋まで行ってきました:レイユール

ブロマガ
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名古屋港水族館には、まだ見ぬシャチが何頭も……

みなさん、こんにちは。レイユールです。

「またか」と思われるかもしれませんが、はい、「また」です。
そう、水族館まで遊びに行ってきました。今回は名古屋港水族館です。
……といっても、以前のブロマガでちらっと行ってた通り、実際に行ってきたのは3月頃の話なんですけどね。

ともあれ、コイツ暇さえあれば水族館に行ってないかと思われそうですが、シャチを見に行くためなら余暇の時間を捧げるなど微塵も惜しくありません。

何度となく申し上げている通り、私は海獣が好きで、中でも大好きなのがシャチです。

シャチはおそらく飼育可能な最大サイズの海洋生物で、大迫力でありながらとても可愛らしい見た目をしていることから多くの人に愛されています。

そんなシャチは、紛れもなく水族館のアイドルと言えるでしょう。

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国内のシャチ飼育状況

現在、国内で飼育されているシャチは全部で7頭。
その内訳は、執筆当時である2024年3月の時点では、千葉県鴨川市にある鴨川シーワールドで4頭、愛知県名古屋市にある名古屋港水族館に3頭が暮らしています。

そう、国内には2施設しかシャチの展示がなかったんです。
かつては、他にも飼育していた施設もあったんですが、死亡による展示中止が相次ぎまして……

そんな中、鴨川シーワールドの系列水族館、神戸須磨シーワールドがリニューアルし、6/1(土)にグランドオープンしました。
これを持って、国内3箇所目のシャチ飼育施設となったのです。
よって、鴨川からララ、名古屋港からステラという個体が、須磨に移送となりました。

執筆当時、もしかすると

3頭、4頭とまとまってシャチに会いに行けるのは、もうすぐ終わりになるのかも……

と思っていたのが的中しました。

返す返すも、あの時、あのタイミングで会いに行って良かった。
そんな訳で、ここからはまだステラがいた頃の、名古屋港水族館の話になります。

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名古屋港水族館はとにかくイルカが多い!!

名古屋港水族館では、ハンドウイルカ、カマイルカ、シロイルカ、シャチの4種類のイルカを飼育しています。

実はクジラとイルカには明確な境界は存在しておらず、およそ5mを超えるとクジラと呼ばれるという曖昧な分類なのです。
シャチは生まれた時には2mほどですが、成長すれば最大で9.8m(野生での最大記録)ほどまで大きくなる、クジラの仲間。

名古屋港水族館ではそんなイルカやクジラたちがたくさんいて、とても人気の水族館です。

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名古屋暮らしの3頭を初めて見る

私はこれまで鴨川シーワールドにいるシャチ、名前はそれぞれラビー、ララ、ラン、ルーナというのですが、その4頭にしか会ったことがなく、今回初めて名古屋暮らしのシャチ3頭に会ってきました。

名古屋港水族館にはステラ、アース、リンの3頭が暮らしています。
中でもアースは国内唯一のオス個体で、とっても大きく迫力があります。

ステラはアイスランドからやってきた、元々は野生の個体で、国内でラビー、ララ、ラン、リン、サラを出産。
このうち存命なのはリンまでの3頭で、第4子にあたるサラは残念ながら死亡しています。
その後、ラビーが出産したのがアースとルーナです。

つまり、現在飼育されているシャチは全てステラの子供と孫に当たるのです。

みんな家族の仲良しではありますが、現状のままでは繁殖の可能性がないという問題も抱えています。
というのも、どのようにそれを判別しているかはまだわかっていませんが、シャチは血縁関係のある個体間での繁殖行動を起こさないことが知られているからです。

また、この問題を解決するために、精子輸入による人工繁殖の計画もあるようですが、情報は公開されていません。

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3頭を見分けてみよう

鴨川シーワールドに暮らす4頭は特徴が少なく、初心者が見分けるのは難しいですが、名古屋港水族館の3頭はどれも個性豊かで簡単に見分けることができます。

具体的な特徴を写真を差し挟みつつ見ていきましょう。

アース

唯一のオスなので判別は簡単です。
シャチは性的二型、つまり生殖器の形状を除いたオスとメスの違いががとても顕著で、第二次性徴後にオスは胸びれと背びれが大きく成長します。

アースの背ビレは横に倒れていますが、メスのシャチに比べてずっと大きいことがよくわかります。
目の上の白い模様「アイパッチ」も少し欠けたお米型をしており、右側のアイパッチの後ろの方に小さいほくろがあります。
そして何よりも大きい体が特徴ですね。体長は5.9mとかなり大型で、尾ひれの幅はなんと2mにもなるそうです!(国内のメス個体の体長は5.3m前後)

リン

最年少のまだまだ幼さの残る個体ですが、大きさで判別するのは慣れていないと難しいでしょう。
しかし、こちらも見分けるのは簡単で、右側の顎にほくろがあって、すぐにわかります。

ステラ

ステラはアースやリンに比べると特徴は少ないですが、背ビレの後ろ側に一つ三角形の切れ込みがあります。
シャチはヒレの一部を欠損すると生涯再生しないことが知られており、ステラの切れ込みも今後なくなることはないでしょう。

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名古屋港水族館にしかいない生き物など

実は、名古屋港水族館は世界で唯一ナンキョクオキアミの常設展示を行っています。

オキアミはエビに似た姿で食物連鎖の最底辺にいる生き物。
海の命のつながりの最初となる非常に重要な存在です。

そんなオキアミを生きた姿で見ることはまずありませんが、ここ名古屋港水族館なら見れてしまいます。
このように、シャチなど大きな動物から食物連鎖の始まりであるオキアミまで、生き物の本当の姿を楽しく学べる大変素晴らしい水族館なので、皆さんもぜひ足を運んでみてください。

おっと、そろそろ文字数も限界に来てしまったので、最後にお気に入りの写真を何枚か紹介して終わろうと思います。

カマイルカ。カマのように大きく曲がった背びれがかわいい

シロイルカ(ベルーガ)。大きな頭が目を惹きますが、声にも注目です

ハンドウイルカ。笑っているような顔がかわいいですね。最も多くみられるイルカです

南極観測船「ふじ」。別チケットにはなるが、内部を見学できます

海獣狂レイユールより

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