初出:2017/11/14 Vol.250 最低限の運動
健康を維持する最低限の運動
結局、毎日の最低限の運動ってどのくらいやればいいんですか?
1日30分!汗ばむくらいダヨ!
細い手足を維持したいがために、食事制限に加えて運動もしない、などという事をすると悲惨な思いをする・・・という話を以前しました。
では、健康維持のための、最低限の運動とは如何ほどの労力なのでしょうか?
世間全体を見渡すと、常に健康に気をかけて、運動をこまめにして、ジムにも通い、食事などにも気をつけて、体型維持、アンチエイジングを頑張っている人、対して、買い物に行けば菓子パンや袋菓子、アルコール飲料を買ってしまい、運動らしい運動は何時したっけな?という人と、両極端な感じがします。
ポテチに炭酸飲料とか、すげー魅力的だもんな!(笑)。
しかし、こういう粗悪な食生活に加えて運動をしないという不健康を積み重ねていると、糖尿病などの内分泌疾患や心臓病のリスク、もっと簡単には筋力低下からの失禁、便失禁を繰り返すような脆弱そのものの余生が待っているわけで、簡単には死なない分地獄が長引くというものです。中年で要介護になってしまわないように最低限の運動くらいはしておきましょう・・・というネガティブよりのポジティブシンキングでいきましょう(笑)。
1日30分程度、汗ばむくらいの運動量が理想
ハーバード大学とアメリカ国立がん研究所が2015年に発表した事例からみても、1日30分程度、汗ばむくらいの運動量、というのが理想値となっています。実際に多くのスポーツトレーナーも同じ事を言います。
しかしこの「適度な30分」ってなんやねん、ということになるのですが、合計で30分くらいで、少し息が上がるような状況を1日1回作りましょう、という内容です。この内容で、ウォーキングだと30分みっちり歩く(2〜3キロ)ウォーキングで息が上がらない運動量がすでにある人は、さらに1日につき1、2回、1kmくらいを軽く走ると息が上がるので丁度良い運動量となります。ランニングに関しては、筋力が弱り切ってる人が急に始めると、足がもつれて転倒の可能性もありますし、筋肉痛がすぐに出て、やる気がもげるので、あくまで体に変調が出ない程度にじわじわじわじわと負荷を上げていくのが理想的です。
あと、太っている人がいきなり走ると、膝が負荷に耐えられずに壊れるケースもあります。無理して走らず、そういう人はまずはウォーキングからが良いです。
そして30分程度は体のサビを落とすようなつもりでなんだかんだで理由をつけて動く。これに尽きます。
買い物でも通学でもショッピングでもなんでもいいのでよく歩く。学生時代はなんだかんだで移動が多いので、こうした「意図しない運動」がわりとあるので健康なのですが、就職してしまうとそうした機会が「意図せず」なくなってしまうので、「なんかしらんけど老けた」につながるわけです。
そんな感じで1日30分、少し息が上がる程度を意識して日常生活に運動を取り込んでみてはいかがでしょうか?
ちなみにウォーキングシューズの個人的オススメは、PUMAのスリッポン(紐なし)タイプのものです。