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明日のためのネットリテラシー:TwitterのパクツイBOT

リテラシー
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初出:2014/02/11 Vol.55 明日のためのネットリテラシー その1

Joker
Joker

あ・・・しまった。パクツイをリツイートしてしまった。

くられ
くられ

最近は巧妙なのも多いよね。リプライ欄を見ると荒れまくってたりするけど。

Joker
Joker

ですねー。動物の画像とか動画なんかは、ついつい見てしまう気持ちもわかります。

くられ
くられ

でもまぁそういうパクりBOTはサーバー負荷の元凶でもあるよねぇ・・・

SNSのフォロワー・いいねを売る

「Twitterのフォロワー売ります」「Facebookで1万いいね!を提供」

こんな商売があります。そんな胡散臭いものは知らないし興味もない、と、多くの人の意見はそんなものでしょう。

しかし、実際問題、けっこう多くの人が、知らず知らずにそうした悪質業者に手を貸しているとしたら、どうでしょう。

貴方の何気ないリツイートが、この手の悪質業者の思うつぼ・・・だったりするのです。

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悪質なパクツイBOT

「笑ったらRT」「感動する話BOT」「癒し画像BOT」「可愛いペット画像BOT」

こんな感じで可愛いペットだったり面白い話の画像や動画が、Twitterで回ってくると思います。面白いので何気なくそのままリツイートしてないでしょうか?

これらの画像や動画、ツイートの内容は、大半がオリジナルではありません。バズったツイートから他人のクレジットを削除した上でそのまま無断転載・・・いわゆる「パクツイ」をしている訳です。

また、最近では、古い本、マイナーな本から文言を引用してくるようなBOTもあります。既に絶版した本をブックオフとかで買ってきて、「名言BOT」みたいにするわけですね。

これだけでも問題ですが、これらのBOTは、そうやって何気ない人のRTやフォローを貯めて、アカウントを育てています。

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アカウントの販売・広告への誘導

初出当時の数年前に比べると、こういったアカウントは少しずつ排除されるようにはなってきています。無断転載を発見するツールなどもありますし、Twitterの通報システム経由で凍結されることもあります。

が、しかし、今なおそういったパクツイBOTは存在し続けています。色々と手を変え品を変えて、リツイートで回ってきている訳ですしね。

そして、こうして他人の拾いものだけででっち上げた偽アカウントを売買したり、巧みに怪しげなビジネスの広告を貼って誘導したりと、商売にしているのです。

中には「私に実害がないならどうでもいい」と思う方もいるかもしれませんが、こうしたBOTはTwitterのサーバーにも余計な負担をかけており、サーバーが重たくなる原因のひとつになります。

なんだかTwitterが遅い、重たい、画像がアップできないし開けない・・・こういった被害を間接的に受けているとも言えるのです。

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