初出:2016/03/29 Vol.165 モンスター人格との付き合い方
先生、サイコパスとしか思えない連中ってどうしたもんですかね?
どうしても一定数いるんだよね。そういう生物なんだよ。
こればかりは科学で解決する訳にも・・・先生、その妙に赤いバールは?
科学(物理)はすべてを解決する!
※フィクションです。念のため。フィクションといったらフィクションなのです。
「モンスター人格」ことパーソナリティ障害とは?
今回の話題は、人格障害の話です。
人格障害というのは古い言葉で、2013年発行のDSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル 第5版)からパーソナリティ障害と名前こそ変わりましたが、乱暴に説明すると、いわゆる「成人で社会的に迷惑をかけやすいやっかいな人格」と言えます。
いきなりキレて暴力を振るう人、任せてください!と言いつつ仕事を任せると必ず何か理由をつけてやらない人、息を吐くように嘘をつく人、常に話題の中心でないといきなり不機嫌になる人。
おそらくみんながみんな何人か該当者が頭をよぎるはずです。
人口比率で約2〜3%、つまり小さな組織には必ず何人かいる、大半の人が「あーあの人はね・・・」と言われる手合いの類いです。
こうしたパーソナリティ障害の他、依存症や仮面うつ等も含めると、だいたい学校の1クラスに一人二人は「違和感」を感じる人がいるといっても過言ではありません。
「やっかいさん」との付き合い方
別に彼らを「悪」と決めつけて排除するのではなく、そういう生き物であるという理解をすることがなにより大事です。まぁ・・・まともな人ほど、そういったやっかいさんに死ぬほどの迷惑をかけられて、殺したい気持ちが満点の方もいらっしゃるかと思います。
じゃあ、殺せ殺せとホロコーストしても、どうせ何十年かで、ある程度の比率で人口に存在するようになるというのは歴史が証明しているので、現実的な解決策ではありません。
なので、生物として理解することで、無駄な争いや、ビジネスにリスクを持ち込まないようにすることが大事なわけです。
友人にいるだけで信用を失い、さらに彼氏彼女配偶者がそういうモンスターだと人生は一転ハードモードになります。
そういった「やっかいさん」をモンスター人格として、いくつかの記事にわけて紹介と対策を考えていきたいと思います。
なおこちらのサイトでは、自分がどういう気質、傾向があるのか、もしかしたらモンスターなのか、簡単にチェックができるので試してみてはいかがでしょう?
あくまで簡易チェックで、そういう傾向がある・・・というだけの話なので、結果を見て無闇に思い悩むのも建設的ではありませんが、自身の気質や傾向というものを自覚すると生きやすくなるかもしれません。
まあ、その・・・本当にやっかいな方というのは、そういう自覚を持てなかったり、自覚した上でまったく直す気がなかったりするので「やっかいさん」なのですが・・・
第二回では、そうしたやっかいさんの特徴である「嘘」についてご紹介します。
「パーソナリティ障害」記事一覧はこちら
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