初出:2020/02/25 Vol.369 トマトジュースカクテルと娼婦風パスタサラダ
改稿:2024/11/10
本日は三分ピッ・・・もとい、三分クッキングのお時間・メニューは娼婦風パスタサラダ「プッタネスカの冷製」です。
娼婦風パスタっていうと、えーと、アンチョビとトマトを使う・・・あれ、暖かい奴じゃなかった?
お酒飲みながら食べるおつまみサラダとして、冷製にアレンジしてみたんですよ。アンチョビやトマトで作るドレッシングは普通に美味しいですし。
なるほど・・・あー、これ、コーンチップスとかですくって食べても良さそうだね。
その時は、お好みでデスソース少々ってところですかね。
はっはっは。アフターデスとサドンデス、どちらがお好みかな?
どっちも遠慮しますよ・・・普通のデスソースかタバスコください。
まあ遠慮するな。そのトマトジュースのカクテルにも隠し味でタバスコを振っているのだろう? きっとデスソースも良い感じに・・・
人の飲み物を勝手にデスドリンクにするのはやめてくださいよ・・・あっ
おおっと手が滑ったー(バッシャア!)
ギャアアアアアアアアア!
トマトのカクテルと相性抜群の「プッタネスカ」風サラダ
どうも。Jokerです。今回は、トマトジュースを使ったカクテルと、それにばっちり合って野菜もたくさん取れる「プッタネスカ」風のパスタサラダをご紹介しようと思います。
お酒のおつまみというと脂っこいものも多いわけですが、今回の組み合わせであれば比較的ヘルシーな感じなので、そういう意味でもオススメです。
さて、今回のメインとなる「トマトジュース」ですが、普段どのくらい飲む機会がありますか?
好きだから常日頃から飲んでいるとか、野菜ジュースでトマトが配合されている奴を飲む、という人もいれば、まったく飲まない、という人もいると思います。かくいう私も、割と公言していることですが、単体のトマトジュースは、実はあまり得意ではありません。
以前に記事にしたように、トマトレモンサワーにしたり、他にもカクテルにすると普通に飲めるので自分でも不思議なんですが・・・ともあれ、まずはトマトジュースを使ったカクテルからご紹介します。
レッドアイ/ブラックアイ(ダークアイ)/レッドバード
まずは定番、トマトジュースといえばコレというカクテルが「レッドアイ」です。ビールとトマトジュース半々で作るとてもシンプルなカクテルになります。
この辺の話は、以前ビアカクテルの記事で触れた通りです。派生として黒ビールとトマトジュースを半々で作る「ブラックアイ(ダークアイ)」、ウォッカ1に対してビール2、トマトジュース2の割合の「レッドバード」があります。
ちなみにこれらの中で一番を選ぶなら、個人的には「ブラックアイ」が好みです。ギネスと、後述するクラマトというトマトジュースで作るのが最高に良いですね。
また、ブラックアイというカクテルは、同名で別のレシピもあり、黒ビールとコーラをやはり半々で割ったものもあります(「ディーゼル」とも言われる)。
ブラッディ・メアリー/ブラッディ・サム他
ウォッカ45mlにトマトジュース適量、カットレモンを添えて出来上がるのが「ブラッディ・メアリー」です。これまた定番のカクテルで、カクテル記事の初回で紹介したカクテルでもあります。
トマトジュースと蒸留酒の組み合わせはバリエーションが多く、ウォッカの代わりにジンなら「ブラッディ・サム」、テキーラを加えると「ストロー・ハット」、スコッチ30mlにすれば「バノックバーン」となります。
いずれも割と手軽に作れるカクテルなので、気になる蒸留酒を用意して飲み比べてみても良いですね。
ブラッディ・シーザーの決め手「クラマト」
「ブラッディ・メアリー」のレシピのトマトジュースを「クラマト」と呼ばれるものにすると「ブラッディ・シーザー」になります。
何度か紹介しているお気に入りのトマトジュースなんですが、貝類のエキスが入っていてとても濃厚な味がし、今まで紹介したトマトジュースカクテルに使うとまた違った味わいになって非常に美味しい。
普通のトマトジュースを使いつつ、クラマトをちょっと隠し味に入れると、全量をクラマトにするよりかはさらりと軽く、しかしコクが増してそれはそれで美味しくなるので、この辺もお好みを試してみると良いでしょう。
そして、このクラマト、貝類のエキス入り・・・つまり「ダシ入りトマトジュース」なので、料理との相性も良いので、これでアテを作るとカクテル各種によく合います。
クラマトを使った「娼婦風パスタサラダ」
「ジョジョの奇妙な冒険」のトニオ料理で有名になった、娼婦風パスタ「プッタネスカ」というものがあります。今回はこれを冷製にアレンジして作る「娼婦風パスタサラダ」をご紹介しましょう。
元々のプッタネスカも今回紹介したカクテルやワインによく合うんですが、やっぱりアツアツのうちに食べるのが美味しいので、だらだらと飲み食いしていると冷めてしまってちょっと残念な感じになるので、では最初から冷たくても美味しいようにしてやろう、という発想で作ってみたら、意外に美味しかった、という経緯があります。
材料
量は目安なので、お好みで調整してください。
- パスタ:100g
- アンチョビ(フィレ):1〜2枚
- オリーブオイル:大さじ2程度
- トマト:小1個
- クラマト:大さじ2〜3程度
- ブラックオリーブ:10g程度
- ケイパー:小さじ1
- おろしニンニク:少々
- レモン汁:1/4個分(小さじ2程度)
- 塩:小さじ1/2〜(アンチョビの塩分を見ながら調整)
- ブラックペッパー:適量
- パルメザンチーズ:適量
- 一味唐辛子:お好みで
- ベビーリーフなどお好みのサラダ野菜:適量
パスタは普通ので良いですが、向き不向きで言うと冷製になるので細めの「カペリーニ」が良い。
お手軽にサラダ向けの「サラスパ」とかでもいいです。
また、アンチョビもピンキリですが、安いのでOK。なんならドレッシングにするのでアンチョビペーストを使っても良いです。
市販のアンチョビ系ソースを使うのもアリですが、その場合は味を見て他の材料とのバランスを考えましょう。
作り方
アンチョビとケイパーをみじん切りにし、オリーブオイルとクラマト、レモン汁、おろしニンニク少々とよく合わせます。
そこにスライスしたブラックオリーブと、サイコロ状に切ったトマト(皮が気になるなら湯むきする)を加えて混ぜ合わせましょう。
ここで味見をして、塩とブラックペッパーで味を整えます。アンチョビが塩辛いのと、オリーブやケイパーの塩分や酸っぱさもあるので、塩はまず味を見てから加減すると良い。
酸味が足りない場合はレモン汁を足しましょう。一味唐辛子もこのタイミングで良いと思いますが、お好みなのでなくてもOK。これでドレッシングは完成です。
あとはこのドレッシングに、パスタを規定時間通りないしやや長めに茹で上げた後、水洗いして和え、ベビーリーフなどを敷いた器に盛り付ければ完成。仕上げにパルメザンチーズを振ってやると良い感じです。
他のさらに熱が加わるパスタと違って冷水で締まるので、アルデンテとかにすると食感が悪くなるので、その点には気をつけましょう。
ちなみに元々のプッタネスカもレモン汁がいらないくらいでほぼ同じ材料で作れます。オイルパスタの基本に沿ってニンニクと唐辛子をオリーブオイルで炒め、そこにオリーブとケイパー(そのままで良い)を入れ、トマトとクラマトを入れ、パスタの茹で汁で調整したあとパスタに絡めて、ブラックペッパーで味を整える感じですね。
・・・つい熱中して随分と長くなってしまいました。今日はこの辺で。
著者紹介
アリエナイ理科ポータル管理人にしてメルマガ編集、配信担当。
薬理凶室の裏方にいる四ツ目の悪魔。
https://twitter.com/JokerLunatic
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