拙著「アリエナクナイ科学ノ教科書」が、第49回星雲賞をノンフィクション部門で受賞しました。
アリエナクナイ科学ノ教科書 ~空想設定を読み解く31講~
「不老不死の存在」、「人類を襲う巨大モンスター」、「未来過去を行き来するタイムマシン」などなど、フィクションでよく目にする設定を本書では実際の科学的視点から解説しました。面白いのにタメになる、エンタメ系サイエンスの世界にようこそ!
2018年7月21日。場所は群馬県水上市のホテルじゅらく。
ホテルまるごとを借り切って開催されるSF大会に、自分は講演者として最初呼ばれておりました。
そしてイベントの1、2週間前、なんか受賞が決まったとの連絡があり、歴代の受賞者の面々を見ても、自分なんかが受賞するなんてことはアリエナイだろう・・・と地味に思ってました(笑)
イベントが開催され、講演も無事終わり、星雲賞の発表が始まる前に「暗黒星雲賞」なるものがあるという話があり、「なーるほど! こういうイロモノ賞がもらえる感じになるんだな」と、「ですよねー」「いやーバイヤーっすわ 自分がこんな賞をもらうとかリームーリームー」と某メンタリストのように達観してたら、まさかの2番目の受賞者として呼ばれる始末。
お隣の栃木県でちょうど別の拙著が有害図書指定を受けたなどの話で「ドッ」と笑いをとろうとおもったのですが、完全に失念。しかもなぜか宴会場での授賞式なので正座していたため、猛烈な足のしびれでアシモのような動きで登壇。そのあとは緊張しすぎてよく覚えておりません(笑)。
当日の様子はTwitterのタイムラインまとめがあったのでその通りでございます。
https://matome.naver.jp/odai/2153216458372066301
表彰状と「謎の鬼瓦」を贈呈され、鬼瓦、地味に重くて、なにこれ邪魔だなぁ・・・と思いながら持って帰ったのですが、家で開けてびっくり、鬼瓦表札・・・ではあるんですが、星雲賞受賞記念盾じゃないですか・・・。完全に粗品だと思ってたぜ。
危ない危ない。
そういうわけで、なんか身に余る高名な賞をいただき、これからも精進していく所存です。
もちろんこれくらいで改心して真人間になることはないのでご心配には及びません。これからも平常運転で参ります。