初出:2017/03/28 Vol.217 SNSでの個人情報の注意
SNSと個人情報の話ですか、先生。
ほいほい写真をアップしていいのか、個人情報を預けすぎてはないかとね。
先生はとりわけ、その辺には注意してますもんね。
よく「やり過ぎじゃねw」とか言われるがね。こういうのは叩いて石橋を破壊するくらいでちょうどいい。
何、いざとなれば超高電圧で電子機器を根こそぎ破壊してやればいいのだ!
「過ぎたるは及ばざるがごとし」と・・・あ、待って、待って、電源入れる前にスマホ避難させて!
SNSを本当に信用していいのか
たびたび、SNSには注意しよう、個人情報の取り扱いには気を付けよう、と話をしています。
写真ひとつとっても、GPS情報が記録されている事もあるExifや、それに気を付けていても、映り込んだモノから個人情報を特定される事は珍しい事ではありません。
Exifは、最近はSNSの多くで写真投稿時に削除してくれますが、そのままになるサービスもまだまだあります。Exifの取り扱いに関しては、別立てで記事があるので、関連記事をご参考にどうぞ。
また、ご丁寧にも投稿時に位置情報をつけてくれるようなオプションのあるSNSは珍しくありません。「わー、今近くにいるんだね!」「今話題のココにいるんだね!」みたいな演出を狙っているんでしょうが、個人的にはキモいの一言です。
そもそも、SNS自体をどこまで信用して良いものでしょうか?
今回は具体的に「どうやって」気を付けるのかを含めて、SNSと個人情報の取り扱いについて触れていこうと思います。
Facebookは特にヤバい
そもそもSNSとは「誰がどういう行動をしているか」を商売のタネにしている訳です。SNSについて、全部が全部だとは申し上げませんが、個人情報の取り扱いが慎重であるかというと、疑問符が付きます。
そして、SNSの中でもFacebookは、個人情報の収集・分析について極めて貪欲です。
これに関しても、Facebookがどんな問題行動を取っていたか・・・というのは、やはり別立てで記事をまとめるほどあれこれ事件があるくらいなのですが(笑)、強烈な事例だと、規約違反だと理解した上でAppleの社内配布用のアプリの仕組みを悪用して個人情報を収集していた事などがあります。
そういう会社なので、個人情報の取り扱いについてはお察しなので、大規模な個人情報の流出が起こる可能性は高いと見ておいて良い。
メルマガの初稿でそのように申し上げていた訳ですが、案の定、5000万人とも言える流出騒ぎが起きました。予言でも何でもなく「いずれ起きるであろうことが起きた」というだけの話です。
こうした、運営側の問題で起きても危険ですし、不正アクセスをされてアカウントを乗っ取られても危険です。
Facebookはとりわけ、実名主義で何かと個人情報を寄越せと言ってくるので、個人情報を与えないようにする事が重要だと言えます。
ログイン情報を偽装する
自分の場合、ログイン場所のデータなんかを勝手に保存されるのもイヤなので、ログイン情報から偽装して使っています。
このような、IPトンネルアプリを使う事で、ログイン場所などは簡単に偽装する事が可能です。
IPトンネルアプリは、接続元を偽装することができるので、速度こそ多少落ちますが、国ごとにサービスを排除しているようなサービス(日本国内からBBCを見るとか)を国内から使うには便利なアプリケーションです。
そこで偽装元を「日本」に設定します。国内で偽装を一段噛ましているだけなので、速度低下もかなり少なく、SNSのサービスであればほぼ問題なく使えます。特にファイルのアップロードの際は大きくログが取られるので、Exifは専用ソフトを使って削除し、その上でこうしたトンネルツールを使ってログインしてアップロードします。
こうした行動は「やりすぎw」と笑う人もいますが、実際に役立つ事もあるので、知っておく分には悪いことではないと思います。備えがあればなんとやら・・・なのです。
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