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ワイドショー有害論:ストレスを感じるだけの番組など何の価値もない

生活と科学
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初出:2017/07/18 Vol.233 ワイドショーを見るとストレスが増える

ワイドショーを見るとストレスが増える

昨今のNHKを含む無料地上波放送の質の低下はよくよく言われているが、自分のような純粋にそういう下世話なメディアを嫌っているのではなく、社会心理学の専門家なども意外とワイドショーの有害性について危惧しているという話が結構有るようです。

というのもワイドショーというのは、視聴者を不快な気持ちに誘導するような映像がひたすら続き、それに対して、アホみたいなコメンテーターがしたり顔で上から目線でコメントをするという繰り返し。

この感覚で行くと、Twitterの炎上案件などに、自ら参戦していって、安全圏から何の関係も無い人に石を投げるようなクソになってしまいます。

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基本的にワイドショーで拾える情報は、芸能人という赤の他人のどうでもいいニュース、政治のスキャンダル(本当に大事な話はまずされることはない)ネットニュースで見れば数分で終わる情報収集を、何時間もかけてダラダラと、本当に価値のないものを垂れ流しているわけです。完全に時間の無駄です。ただの無駄ならともかく、それが精神衛生を悪化させるものなのでたまったモノではありません。

こうした感情の誘導を日々受け続けていると、人間というのは刷り込みを受けやすい生き物なので、そうした上から目線の価値観が自分のモノのような気がしてきます。そんな状態で社会でトラブルを起こさない方がおかしいわけで、実際に人語が通じないのが世の中に溢れかえっているのは無関係とは言えないと思います。

刷り込みというのは例えば恋愛においても、まめに連絡を取るとか、一緒に居る時間が長いほど好意を持ちやすいといった人間心理の基本みたいなもので、ワイドショーを毎日見るとか相当警戒していないと、いつの間にやら、彼らの価値観、感性を上書きされてしまいます。

自分も平均的な人間の一人なので、それがイヤで地上波テレビは見ないようにしています。テレビの線自体、壁のテレビラインと繋がっていません。

でもスカパーやネットフリックス、アマゾンプライムなど、少しのお金を払えば見れる優良コンテンツは山のようにあるわけで、日々の情勢なんかネットで数分で見れるわけですから、残った時間を、良質なドラマやドキュメンタリー番組、映画、アニメなどをみて、楽しく過ごす方がゼッタイに有意義だと思うわけです。

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