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【水虫徹底対策】水虫は治る病気です!きちんと生態を理解しましょう

美容と健康
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初出:2013/05/14 Vol.16 水虫 その1

水虫のシーズンがそろそろやってきました・・・実は水虫(白癬菌感染症)はオールシーズンで、感染先も足だけではありません。ここを見落としていると水虫はまさに一生物になるのですが、水虫は治る病気です。その生態を理解しなければ水虫対策なんてのは対処療法にしかならないわけです。

水虫の原因菌、白癬菌とはなんなのか?

実はこれがくせ者で、白癬菌は総称であり、その実数十以上の種類がおり、感染した人の足の皮膚や剥がれ落ちたフケの中にいるだけでなく、もともと猫や犬、ハムスターなどの動物の皮膚にいるもの、土の中で落ち葉や有機物を分解するためにいたもの、乾燥した皮製品の上に生えるものなど、相当様々。

健康な肌は常在菌がしっかり守っているので、外からやってきたこれら真菌(カビの仲間)が繁殖するスキなど本来は無いわけなのですが、蒸れる場所では環境的に真菌が優性になってしまうので、足や脇、股といった蒸れやすい場所の症状が多いというだけなのです。免疫力が下がっていたり、肌ケアを失敗していたり、風呂に入らず不衛生にしていると体のすべての部分で繁殖ができます。

仮に猛烈な感染性をもつ剥離断片を、脱衣所なんかで踏んでしまって足の裏について繁殖が開始された・・・としても組織に潜り込むためには24時間以上かかります。少し潜り込んだところで毎日綺麗に洗っていれば感染が起きることはありません。

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薬による感染防止も可能

いずれも真菌類であるということから抗真菌剤が効くので、公衆浴場やスポーツジムの脱衣所などに行く場合は、水虫の薬を先に足に塗っておくことでかなりの予防ができます。予防的な意味で抗真菌剤を1つ買っておくのはアリです。またこれからのシーズン、家に人が来て裸足で歩き回ることもあるでしょう。

次回からは、そういった水虫対策をまとめていこうかと思いますので、お楽しみに。

拙著「アリエナイ理科ノ教科書 IIB」をお持ちの方は、p66「人畜有害 超水虫殺菌法」を読んで、過激な対策について予習しておいてください(笑)。

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