初出:2014/12/09 Vol.97 文章書きのルール 第4回 読み手を考え文章の長さを考える
連載「文章書きのルール」第四回、文章の長さを考えること!
この場合は、全体の長さではなく、ひとつひとつの文章の長さということですね。
あんまり一文が長い文章だと読みづらいし頭に入ってこない。かといって極端に短いのも良くない。
ああ、読点の度に改行するような・・・中身スカスカな奴が多いですよね。
なので、区切りの入れ方は大事なのである。
読み手を意識して文章の長さを考える
文章の長さ。日本語は接続詞を繋げていくだけでいくらでも長く出来、文章を区切ること無くどんどん伸ばすことも可能、つまり文章の長さを決めるのは執筆者本人であり短くするも、長く説明をダラダラしていくのも自由、ちなみにこの文章も接続詞を使って文章を止めずに何行にも渡って続いているわけですがいいかげんうっとおしいと感じていることでしょう。
文章は思いつくまま書いていくと、上記のようにどんどん伸びます。
接続詞が万能過ぎて、書きたいことをひたすら列挙していくこともできちゃうわけです。
どこがどの文章にかかっていくのか長くなるにつれて分からなくなっていくので、長さを適当に区切る必要があります。
区切りを入れて読みやすくしてみる
試しにさっきの読みにくい文章を、読みやすくしてみましょう。
文章の長さ。
日本語は接続詞を繋げていくだけで、いくらでも長く出来、文章を区切ること無くどんどん伸ばす事も可能です。
つまり、文章の長さを決めるのは執筆者本人であり、短くするも、長く説明をダラダラしていくのも自由。
ちなみに元の文章は接続詞を使って文章を止めずに何行にも渡って一文になっていたので、実にうっとうしかったはずです。
このように適度に区切りを入れれば、ほぼ同様の表現でも読みやすくなります。
短くしすぎるのもよくない
では、短くすればいいのか、というと、そうでもありません。
文章の長さを逆に
こうして短くして
改行ばかりで溢れかえると
アホっぽい、いい話が好きそうな
キラキライノベーションな(笑)
雰囲気になってしまいます。
短い文の繰り返しは、これはこれで伝えたいものがどんどん先延ばしになってしまうので、リズムを取るのが難しいといえます。
王道としては、文章を書く前に箇条書きで伝えたいことを先に書いておき、文章量が溢れるかどうかを自分で管理しながら書いていくと、文章量を調整できるようになります。
その辺の詳細はまた今度。
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